自主性の芽
4月6日(土)
いつも子供たちが自主的に自分の考えで行動していって欲しいと願っています。
この場面なら、どうしたら良いのかと、判断し行動できる力を育みたいといつも思っています。
そんな思いを持ちながら、いつものようにレッスンを終えると、1人の新中1になる女の子が私のところへやってきました。
「先生、家に夏休みにポスターを描くのに使った画用紙が残ってるんだけど、教室のお知らせのポスター書いて持ってきてもいい?」
「家で書いて来てくれるの?」
「うん。守ったほうがいいこととか、考えて書いてこようかな・・と、思って。」
「ぜひぜひお願いするわ。楽しみに待ってるね。」
そんな会話をして、次の日。
「先生、とりあえず書けたもの持って来たよ。」そう言って、手作りのポスターを持ってきてくれました。
① きれいにほんをかたづけよう
② ホワイトボードにらくがきしないでね
③ かえるときは、ケシゴムのかすを集めてすてよう
私がいつも子供たちに注意していた光景をちゃんと覚えていてくれたのですね
嬉しかったのは、低学年でもよく分かるように、絵を描いて文字もひらがなや漢字には読み仮名をきちんと書きこんであったこと。
みんなが読めるようにと考えながら作ってくれたのでしょう。
しっかり思いやりの心も育っていることに感激です
与えられたことだけをこなしていては、自分での気づきはありません。
状況に応じて、必要な事を考え実行に移す。
簡単なようですが、大学生ですら、出来ない人もいるように感じています。
この新しい芽が、さらに経験を積んでしっかり根を張り育ってくれることを祈りながら、他のみんなが小さな芽に影響を受けて考えてくれればいいなと願っています
小さな教室ですが、自慢の教室です