判断力
2月27日(水)
【雨が降り 子供同士で 知恵絞り】
昨日は夕方過ぎからまた雨が降ってきました。
来る時は降っていなかったので、何人かは自転車で来ていましたが、授業が終わると雨が本格的に降っていました。
「自転車どうしょう・・。」
しばらく待っても雨は勢いを増すばかりです。
(どうするかなあ・・。)と、しばらく様子を見ていました。
「まだ、降ってるね。」
女の子1人は電車なので、カバンに折りたたみ傘を持っている様子です。
「この雨じゃ自転車は置いて帰らないと無理だね。」
「じゃあ教室に入れておいていいよ。また、明日持って帰ればいいよ。」
そう伝えるとすぐさま自転車を教室まで抱えてきました。
運び終えると自転車置き場から教室までの廊下がタイヤ跡で汚れていないかを確認に飛び出していき・・。
「先生、廊下は大丈夫だったよ。」と、笑顔で戻ってきました
携帯用の傘を持っていた子は、
「私は電車で到着駅までお迎えに来てもらえるから、今乗る駅まで一緒に傘に入っていって、そのあと自転車で来ていた女の子に傘を貸してあげて帰るね・・。」と、話してくれました。
何気ないことですが、こういうその場に応じた対処ができる判断力が育っていることが嬉しかったですね。
日常の中で、私達の周りでは、いろんなことが起こります。
その時どうすることが良いのかを順序だてて考えて、実行に移していくことが出来る・・。
それは人間力が備わって来ている証拠だと思います。
小さな子が水筒を持ってきてお茶をこぼしてしまった時。
そのあとどうすれば良いのかを考えて行動に移していくこと・・。
どんなに小さくてもその年齢に応じた対応が出来ると思っています。
小さな手でこぼれたお茶を拭きとろうとしている姿勢は育っていく上での大切な要素ではないでしょうか?
こぼすことは大人にだってあります。
こぼしたことを感情的に怒るより、自分で拭き取ろうとしたことを褒めた後で、次はどうしたらこぼさなくていいかを考えてみる・・。
そうすれば、子供も理解できるのではないでしょうか?
その状況からどうしていけば良いのか・・。
すぐ手を貸さずにどうするのかを待ってあげたいと思っています
自立するということにおいて、基本となることを大切にしたいと思っています。