好きこそ物の上手なれ
2月12日(火)
【好きにする 学びの上達 第一歩】
お母様方から最近よく質問されるのが、
「ゲームをする集中力の半分でもいいから勉強に集中させる方法はないでしょうか?」というもの。
親ならなんとか勉強習慣もつけたい・・と、思うのは切なる願いですよね。
では、まずゲームの魅力とはなんでしょう。
まずどこでもスイッチひとつでスタートすることが出来、すぐにテンポよく次々に進み、入り込むのに時間がかからないことではないでしょうか?
こどもたちの口癖で圧倒的に多いのが
「めんどくさい」
他者を大きく引き離してのダントツの一位です。
ゲームはスイッチひとつですぐにスタート。
画面はテンポよく切り替わり展開も早い。
こどもたちにとっては、望むものばかりがラインナップしています。
楽しくないはずがありません。
それに比べて毎日の勉強は、自分が考えなければならないことばかり・・・。
テキストを開いても、楽しい画面が誘導してくれる訳ではありません。
まず、何を聞かれているのかを自分が問題を読み確認し、答えを導き出さなければなりません。
もうこの段階ですでにめんどくさいのです。
私がいつもその学年で習う単元以外にオリジナル問題を考案し、こどもたちと楽しみたいと思うのは、考える作業をしていることに気づかず考えさせたい・・という思いが潜んでいます。
教科書通りに学ばせることだけでは、こどもたちは学ぶことのおもしろさを感じることは残念ながら少ないのです。
面白みを感じながら取り組み、結果としてその単元のめあてもしっかり習得する・・。
これが出来れば、学ぶことは楽しい・・と、理解するのではないでしょうか?
今はその部分に力を入れてテキスト作りをされている教材屋さんも増え始めています。
そのテキスト問題を解いたあと、自分の教室の地域の事を話題にしたり、学校での行事などの類題などを作り取り組むようにしています。
自分の身近な題材だと比較的入りやすく子供たちが問題に注目してくれます。
面白いと感じたり好きになるということは、学ぶ上でとても重要視するべきポイントだと思っています。
私達大人でも、自分が楽しいと感じることには、なんとかして時間を工面していきますよね。
子供も同じだと思います。
学ぶことが楽しいと思えるような学びの提供をしていく努力を、これからも惜しまずに継続していきたいと思っています。