自己分析が出来る子供へ
1月26日(土)
【それぞれが 自分の課題 見つけ出す】
今週は高学年の取り組みで、
『自分に足りないもの』
と題して、算数・国語・理科・社会の4教科で自分が苦手な単元や嫌いだと感じている項目を教科別に細かく書きだした上で、それを克服するためには、どうすればいいかと言うことを、考えてもらう時間を持ちました。
書きだした子供たちのプリントをのぞいてみると・・・。
「計算が苦手。時間がかかる。」
「暗記するものが嫌い。」
「早く終われるものがいい。」
「 社会の勉強の仕方が分からない・・。」
などなど、いろいろな思いが小さい字でぎっしりと書かれています。
では、今書きだした自分に足りないところを得意なところへと変身させるには、どうすればよいのか?
こう投げかけて、それぞれの打開策をまた書き出してもらいました。
「計算を頑張る。」
「暗記する時間を作る。」
「なるべくゆっくり考える。」
「社会を頑張る。」
子供たちに本当に考えてもらいたい部分がここにあります。
頑張ろうと言う気持ちは伝わっています。
しかし・・・。
克服するためには、自分がどう取り組めばいいのか、もっと具体的に自分で確認しておく必要がありますね。
さらに、
「では、どう頑張るの?」
「どんな風に時間を作る?」
「どうしたらゆっくり考えられるのかな?」
などと、問いかけを続けます。
「朝ご飯を食べる前に3問必ず計算してからご飯を食べることにする。」
「夜、寝る前に暗記するもの5つ覚えてから寝る。」
「ゆっくり考えないと出来ないものは、土、日で学校が休みの時に、やることにしよう。」
などと、具体的な取り組み方が見え始めました
具体案が見つかったところで、それぞれに計画表を作成してもらい、来週またみんなで成果を確認することになりました
人それぞれに、苦手問題は異なります。
まずは、しっかり自己分析が出来なければ、好転していくはずはありません。
しかし、この部分をじっくり考えさせる時間をほとんど取れていないのが、毎日忙しくすごしている子供たちの今の現状です。
こどもたちは、自分が何をすれば良いのかを把握しきれていないのではないでしょうか?
小学生だから、まだ無理なのでは・・・?
そんなことは決してありません。
4年生でもきちんと取り組めている子もいます。
みんな一緒に習った単元の宿題はみんなに共通の課題です。
しかし、個々に自分だけの課題もあることに気づきがあるでしょうか?
勉強が出来ないのではなく、何をどうして進めていけば良いのかが分からずにいるだけのような気がしてなりません。
小学校・中学校・高校・大学・・そして社会人。
求められる根本はすべて同じ部分ではないでしょうか?
今の学年に応じた自己分析が出来ることが、キーポイントだと感じつつ、毎日子供たちの困っている部分を引き出した上で、その解決策を一緒に考えていきたいと思っています