タイミング
1月10日(木)
【おかあさん 褒めるも叱るも タイミング】
毎日子供たちと接していて、何より大切にしています。 子供たちは、いつもどんな事にも一生懸命取り組んでいます。
褒める時も叱る時もタイミングは重要です。
たとえば学校で100点を取った時。
こどもは早く帰って真っ先におかあさんに伝えたくてたまりません。
ですが、今日は掃除の時間が長引いて、いつもより下校時刻が遅くなってしまいました。
やっと終わって急いで家に帰りました。
「お母さん、あのね・・。」
「今日は遅かったね。すぐに行かないとプールに遅れちゃうよ。」
苦手な算数。
頑張って取った初めての100点を見てもらいたい気持ちでいっぱいです。
でも、お母さんはもう車のエンジンをかけています。
もちろん、急いでいるので仕方がない・・と、言ってしまえばそれまでなのですが、やはりこの場合、褒めるタイミングは大切なような気がしませんか?
今後のやる気スイッチをONにする絶好のチャンス・・。
もちろん車の中や、プールを終えて帰ってから
「よく頑張ったね。」と、コメントはあったと思いますが、早く見せたかったその時に
「すごいじゃない。苦手なところだったのに、頑張ったんだね。」
そう言われて喜んでいるお母さんの表情を感じることが何よりも 重要だと思います。
そして何より【しっかり褒めることに徹する】こと。
「めずらしいじゃない。やればできるんだからいつもこうしてよね。」などと、少しちゃかしながらのコメントは絶対にNGです。
ゆっくりした口調で心から褒めることが大切です
反対に叱る時にも、同じことが言えますが、叱るタイミングも出来る限り、素早くが鉄則。
よく、今起こったことで叱った続きで、
「このあいだだって、出来てなかったでしょ・・」と、前の事を持ち出して問い詰めていることはありませんか?
いつも叱られている子は、叱られている事柄がよく分かっていません。
つまり、右から左へ流してしまっています。
それに加えて叱られる、注意されることに慣れてしまって心に響かなくなる場合が多いように感じます。
注意したり、叱ったりする時は、大きな声と早口はNG。
どうして叱られているのかを自分で整理出来る状態でなければ改善はないことを忘れないでください。
感情的に大きな声で伝えることは、
「また始まった・・。」と、かえってスル―する癖をつけてしまいますよ。