決めつけない力
1月6日(日)
【観察は 伸びる要素を 備え持つ】
「話をよく聞いてね・・。」
どこでもよく聞くフレーズだと思います。
落ち着いて人の話を聞ける子は、問題に取り組む時もじっくりと問題に向き合っています。
教室では、ひとつの大きなテーブルにそのレッスンを受けるメンバーが座りその日の課題を進めています。
自分の隣の人がどんな風に考えて解いているのかをほんの少し、のぞける環境です。
ちらりとのぞきながら「どうして、先にそっちを解くの?」などと、隣の人に声をかけているシーンもちらほらと・・。
人の振り見てなんとやら・・ではありませんが、自分の考えと違う意見の人の取り組みかたを見て、そこからまた考えていける力をつけて欲しいと思っています。(もちろん答えだけをカンニング・・なんてことはありませんよ)
自分とどこがどう違うのか・・違う意見の人はどの視点からみているのか・・などと感じて欲しいと思っています。
物事を多方面からみて解決する。
決めつけて考えるのではなく、柔軟性を持ち合わせていろんな解決策があるのだと理解する力は今後必要な力となります。
実際にグループの形で授業を進めていくと、
「へえー。そんな風に考えたことなかったわ。」とか、
「なるほど。○○さんと○○さんの意見を一緒にしたらいいんじゃないかな?」などと、子供たちの答えに広がりが見えてきます。
算数であっても、解き方はひとつだけではないことも学んでいる様子です。
問題の意味を理解した上で解く力がついてきています。
決めつけて物事を判断していては、見えてこないことが多々あります。
将来、柔軟な発想を生かして進んでいってくれる子たちが巣立ってくれることをとても楽しみにワクワクと待ち望んでいます