オリジナル暗記術
12月21日(金)
子供たちの中には、暗記することをいとも簡単に行ってしまう子と、何度も何度も繰り返しても覚えきれない子がいます。
一体何が違うのでしょうか?
幼い頃、こどもはいつも
「あれ何?」「どうなってるの?」と、いつも質問攻めですね。
興味深々で新しいものを観察し覚えていきますが、自分が納得いくまで何度も何度も同じことを繰り返し質問します。
この何度も繰り返し質問する作業こそ、暗記していく(覚えていく)鉄則ですね。
繰り返しが基本ではありますが、他にも暗記得意派と不得意派にはあきらかに違いが見受けられます。
不得意派は、暗記するものをそのまま何度も呪文のようにつぶやきながら・・と言う子が圧倒的に多いです。
せめて書いて覚えようとチャレンジしていれば良いのですが、つぶやくだけではなかなか大変な作業です。
本人はとにかく覚えなければ・・との思いだけでいっぱいなのですが・・。
自分にとっては全く訳がわからないままとりあえず書いてある通りに覚えようと必死です。
都道府県、県庁所在地あたりまでなら、それで、なんとか乗り切ることも出来るのですが・・・・。
河川や山脈、特産物・・と進んでくるとお手上げ状態
膨大な数の英単語に至っては至難の業となります。
それに比べて、暗記得意派は・・。
まるで遊びの延長のように、鼻歌を歌い出す子。
いきなりお絵かき?・・と、絵を描き出す子。
それぞれが楽しそうに何かを考えている様子・・。
自分が決して忘れずに覚えておけるオリジナル作品の完成に向けて豊かな発想力を駆使しています。・・
自分が覚えやすいように自分ならではの独自暗記術をしっかり身につけているということです。
また、それを楽しんでいるのですから申し分ありませんね
自分だけの暗記術。
自分にまつわる出来事に絡めて暗記することをオリジナルの歌やオリジナルの絵本に楽しみながら変身させています
これなら、絶対忘れることはありませんね
教室で大切にしたいことは、いろんな場面で自分流の学び方を、楽しみながら自分自身で工夫出来ること。
それを身につけている子は、どの教科でも、また日常生活でも常に新しいことに出会うことを楽しみにしています
これからも自分のオリジナル作品をどんどん増やして欲しいです
この力は大人になり、社会にでても魅力的な人には備わった力であることは言うまでもありませんから・・ね