イメージ出来ますか?
12月3日(月)
教室では学年に関わらずよく絵本を使った授業をします。
絵本の中には、絵の部分やお話の部分に考えるための素材がちりばめらられているからです。
高学年には、絵だけで文のない絵本を使って文章をこどもたちに考えてもらっています。
同じ絵の本に子供の数に応じた絵本のお話が登場します。
(この絵からこんなお話が出来るんだ・・。)などと、こちらが考えもしなかったような絵本が出来上がります。
イメージすることは、本当にその子の力を発揮する上において不可欠です。
実際、社会人になっても、同じことが要求されています。
知人で、文具メーカーでバリバリと仕事をしている中学時代の同級生がいて、今、新社会人の採用担当者なのですが、大学生でイメージ力の乏しい学生が多すぎる・・と、嘆いていました。
新卒で採用しようと思うのは、自分の意見をまとめて、それを伝えることのできる話し方が出来るかどうかが大切な要素だ。と言います。
去年、あなたが考える便利文具をひとつ絵に書いてください。と、出題したそうなのですが、
あまりにも作品の説明自体に差が出て、ビックリしたと言います。
精度の高いものを要求している訳ではないのです。
それは、問題ではありません。
実現は難しいだろうと思うものであっていいのです。
しかし、発想力と説明の仕方の違いには驚かされたと話してくれました。
いつも、その学生がどんな観点で物を見ているかが、良く分かり、おのずと自分の会社に必要な人材も見えてくると話していました。
きっと、どの企業でも、欲しい人材は同じだよ。内定は同じ人物が複数企業からももらっているのが現実だね。
就職率の数字は、どう見るべきかな・・と、最後は締めくくっていました。
生きていくために必要な身につけておかなければならない力とはなんでしょう。
考えさせられる時間となりました?