中学生と向き合う
10月15日(月)
今日から中高生の中間テストが始まりました。
土曜日、日曜日と教科別にひとつずづ再確認。
しっかり頑張れるかは、その子の精神面が大きく関わっているように思います。
中学生は、体も心も子供でもなく、大人でもなく実に不安定だと感じます。
ある意味、色んな事の判断をして自分で決めていくことを余儀なくされ、
「これでいいのかな?」
「自信ないけど・・。」
と、常に自信が持てたり、喪失したりとアンバランスな年代。
言葉づかいが荒っぽくなったり、注意力が散漫になったりと、変化も出始める時。
どれがいいのか、いろいろなことで悩む時期だけに、まわりの人からの影響をしっかり受けてしまいます。
お母さん方も、どう対応すればいいのかが分からなくなってしまうケースも多くなります。
小学生の頃のように、言い聞かせて理解させることは、非常に難しくなりますね。
特に中1は、「きちんとしなくては・・」と、気持ちも新たに入学した中学校生活にも慣れて来て、毎日の流れやクラブ活動にも慣れてきて、この時期ようやく小学生から抜け出して、不安定な中途半端な時期に突入です。
特に、体の変調もあり、女の子の変わり方が著しいと毎年感じます。
やはり、女の子の方が、精神的にも少しずつ早く新しいステージへ進む傾向があるのかも知れません。
しかし、見方を変えると、それだけ自立していく準備を着々と進めている・・と、言えるのかも知れませんが・・。
周りを見渡して、自分はどんな風に歩いていくのかを、選びながら進んでいこうとする時期でもあります。
私は、この時期のお母さんの関わり方は、非常に重要だと考えています。
監視しすぎても、もう中学生なんだから・・と、突然何も見なくなるというのも違う気がします。
子供たちは自分で、不安ながらも次の階段を上ろうとしています。
お母さんは【見ていないフリをして、見ている必要がある時】です。
お母さんも、ある意味次の子育てランクのバージョンアップの時なのです。
小学生の時とは違う接し方が求められます。
「こんな言い方をする子ではなかったのですが・・・。」
「急に反抗的な口調になって・・。」
「もう中学生なんだから、ほっといて。」
「わかってるって!自分で出来るから・・。」
子供たちの今までとは違う態度にお母さんはついつい感情的な言葉で返答してしまう場面も・・。
お仕事を始められるケースも、子供が中学生になったのをきっかけに・・と言う人が多いですね。
お母さんも、新しい環境に身をおいていることもあり、少し余裕がなくなっている場合があるのかも知れませんね。
でも、この時期の関わり方次第で、これから先の関係は大きく違う気がしてなりません。
えらそうに受け答えをしていても、実は不安がいっぱい・・。
本当は、自分の話を聞いてもらいたい思いでいるのですが、穏やかには話すことが出来ません。
そんな時に、お母さんが諭すように上から目線で話をし始めると、耳をふさいでしまいます。
「認めているよ。あなたのこと・・。」
上から目線ではない方法を用いて、それぞれの形はあるにせよ、これは伝えておかなければいけません。
子供の年齢が上がるにつれて、親が考えていかなければならない内容も深みをおびてくる気がします。
秋の夜長に、一度考えてみるのもいいかも知れませんね。