お母さんの想い
10月5日(金)
10月に入り、順番に懇談を行っています。
日頃も時間の許す限り、できるだけお母様方とは、コミュニケーションをとるように
こころがけていますが、お母様たちも日々、子供との向き合い方やサポートの仕方について
考えておられます。
同じように育てている兄弟でも、性格がそれぞれに違っていて、同じひとつのことを一緒に取り組んでいても、
集中の仕方や成果はまるで違います。
同じように接しているのに・・・。
どうしていいのか分からなくて・・と、相談にお見えになる方は本当に困惑した表情です。
お母さんも、毎年子供の年齢が上がるたびに、またその学年の子どもを育てる初心者なのです。
「思うようにならないことが、当たり前ですよ。」
私はいつもまず、そうお伝えしています。
大人目線と子供目線では、かなり見えている事柄に差があるように思います。
子供は子供なりに、少しずつであったとしても、成果が出て来ているのですが、
残念ながら、その「少しずつ」がお母さんには見えづらくなっています。
そして、多くの場合、次に登場するのが、上の子と下の子の比較です。
「弟ができてるのに、お兄ちゃんがこんなに時間がかかるのはどうして?」
「お兄ちゃんが、あなたの年の時には、これはもう出来てたんだけど・・。」
何気なく出た一言が、子供の胸につきささっていることも・・。
お母さんと子供の関係・・。
べったりでも、離れ過ぎても悩みはつきないのかも知れません。
子供が自立していくために、どう接するべきなのか・・・。
おかあさんへの課題も、難しい難問だと思います。