お母さんだからこそ・・。
9月18日(火)
台風は通過したにも関わらず、湿った空気の流れで風と雨にみまわれた1日でしたね。
今日は親子の関わり方のひとつについてお話したいと思います。
「基礎力といえば、読み書きですよね。」と、よくお母様方からご質問をお受けします。
読書をしてほしいとの願いをお持ちのお母さんはかなり多くいらっしゃいます。
「うちの子は、小さい時から本を読むのが苦手で・・。」
「どんな本を読めば、いいでしょうか?」
「おすすめの本を教えてください。」
本当に何度も受けたことのある質問です。
もちろん、おすすめしたい本は数多くありますが、私は以前にも少しお話させていただきましたが、
読書にまだあまり興味がない時期には、今のその子にあった本を厳選したい!と思っています。
興味がある子は良いのですが、もともと本を読むということが、あまり好きではない子の
初めの第一歩となる本は、好きになるような、きっかけになるようなお話である必要があると思っています。
「この本、課題図書になっていたので、良いお話なんですよね。」
「でもうちの子、全く本を開こうともしません。」
なんとか、本を読むようになって欲しい・・。
お母さんの気持ちは痛いほど理解できます。
しかしまずは・・・。
まずは、今興味を持っていることに関連しているようなお話をさがしてみたり、
自分にも同じ経験があるお話だったりと、少し「近い関係」にあるような本選びをしてあげてください。
そして、何よりあまり長すぎるお話を選ばないであげて欲しいと思います。
たとえそれが、お母さんのよくおっしゃる【対象学年】の本でなくてもいいのです。
読む習慣のない子にとっては、活字がぎっしり並んでいるのを目にするだけでも、
テンションは下がってしまいます。
どんなことにも、必ず初めの第一歩があります。
お母さんがすることは、対象年齢の本を用意することではありませんね。
我が子のことを誰よりも知っているお母さんだからこそ出来る本選びを、
まわりの意見に惑わされずに 、考えて欲しいと思います。
その子に応じたものを与えてあげられる。
今の時期にはこれかな?と、考えて一緒に本を開く時間を持つことが出来る。
これこそが、他の誰にも出来ない、お母さんだからこその関わり方だと思います。
がんばってくださいね。お母さん。