わかっていないところがわかっていますか?
8月10日(金)
夏休み・・。
個々に合わせて今までやり終えた単元で、わからないままになっている単元がないかと、リサーチ開始
「まずは、自分のわからないところをピックアップしてみよう」
そう伝えて、1枚の白紙の紙を配ってみました。
あえて、何も誘導する項目を設けずに・・・。
すぐに、物差しを取り出して教科別に書けるようにと線を引いていく子。
白紙の紙をどう使おうかと考えている子。
とりあえず思いつくまま分類はせずに、書き出して行く子。
わからないところが、どこなのかがわからない・・と悩んでいる子。
宿題にしてほしい・・。家で聞いてくるから・・とお願いに来る子。
実に様々です
わからないところが、わかっていて伝えることが出来る・・。
まずは、このラインまでの取り組み。
いつもその場しのぎの学習になっていれば、当然わかっていないところなど、
把握できている訳はありません。
目のまえに迫りくる課題をとりあえず終わらせなければ・・と、そのことだけで頭がいっぱいです。
要するに、この課題なら、どこからどんなふうに進めていけばいいのかということなど、
考えたこともなければ、どうしたら良いのかがわからない状態でいるのです。
学んでいく自分流の形を作れなければ、どんなにすばらしいといわれる教室に通い、超有名な先生に出会ったとしても、いつも受け身のままで進んでいかなければなりません。
ずっとずっと、応急処置を受け続けていくということです。
ひとつの事から、どのようにつなげて、どのようにつぎのことへと広げていけるのか・・。
まずは、取り組み計画の段階で、自分で計画を立てられる力をつけて欲しいと願っています。
「先生、そんなこと言ってたらうちの子は全く進みません。」
「理想と現実はちがいますよね・・。理想はそうなって欲しいですが・・。」
こんな風に、よく言われます。
でも・・。
これから何年もいろんなことに遭遇しながら、子供たちは進んでいくのです。
ずっとずっと、手助けしていけるはずもありません。
目先の単元を教えるより、取り組み計画を自分で立てられるようになるまでのサポートをし、それを実行に移せる形を一緒に模索していくことの方が、大切なのではないでしょうか?
現に、教室の子どもたちは、自分で考え進める力をめきめきのぞかせてくれるようになってきました
独り立ちできる自信をつけていけるような取り組みをこれからも続けていきたいと思います