自立心は小さな成功体験の積み重ね
小さな成功体験をどのように共感していますか
秋の風景を楽しめる季節になりましたね。
夏のにぎやかな生活リズムから、少し落ち着いた時間の流れを感じられる日々へと移行しています。
子どもたちもじっくりと観察したり、読書に時間をかけたりと変化が出てきています。
幼い子どもたちは、図鑑を開いては興味のある動物や秋の虫たちに夢中です。
子どもが自分で調べたり、散歩の中で気づいた報告をしてくれる時。
どのような対応の仕方をしていますか。
少し、日々の生活の中でのこういったシーンを思い出してみて下さい。
子どもたちの自立心は、小さな成功体験の積み重ねで基礎作りをしています。
自分で見つけたことや発見したことは、得意げに話してくれますね。
その受け止め方、共感の仕方はとってもとっても大切。
ここの対応の仕方で、イキイキ成長していくか、いつしか興味関心の沸かない子どもになっていくかの分かれ道だといっても、過言ではありません。
お母さん、全く知らなかった!
すごいね。教えてくれてありがとう。
子どもの発見の報告は、そんなに長時間にわたっての報告ではありませんね。
だから、特に幼少期の時の報告は、どんなに忙しくしていても手を止めて一緒に共感して欲しいと願っています。
自分の発見を認めてもらった経験の多い子どもは、例外なく自立心が高いです。
自分で学ぶ力が備わっています。
大人だって、会社で自分の意見や提案に評価をもらうと、やる気がわいてきますよね。
子どもならなおさらです。
「あーそうなんだ。ところで宿題はもう終わったの?」
忙しい毎日を繰り返しているとついつい出てしまうフレーズかも知れませんが、子どもの成長の芽をポキッと折ってしまわないように、気をつけたいものですね。
お母さんに褒めてもらうことで自信が持てる
一番身近で絶対的な存在のお母さんからの評価は、子どもにとってはキラキラの王冠そのもの。
我が子の成長を願うなら、共感することが大切です。
「また、発見したら教えてあげるね。」
得意げな顔で、満足げに話す子どもの笑顔をぜひぜひ受け取ってくださいね。
これが次の好奇心へと繋がっています。
小学生以降は、この共感してもらった経験が大きな差となって表れてきます。
その時期だからこそ大切なことは、必ず最優先して欲しいと思っています。
教えることはやめましょう!
礼儀や危険なことは教える必要はありますが、知識レベルのことについてはあまり多くを教えすぎないこともポイントになります。
幼少期なら折り紙の折り方やなども極力最低限のサポートにしてみて下さい。
そして、自力で完成させられたら、すごい!と言葉かけをした後に、
「今すぐ、折り方教えて!」
と、もう一度同じ工程を繰り返す作業はとても有効ですよ。
ぜひ、お試しくださいね。
では、また次回。