不登校44万人の衝撃
【緊急課題】
不登校44万人の衝撃
昨日のNHKスペシャル、ご覧になりましたか。
日本の中学校で、今、何が起こっているのでしょうか。
そもそも学校の役割とは何でしょう。
基礎学力をつけること。
教科ごとの知識を身につけること。
集団生活に慣れること・・・。
本当にそれが学校でのかけがえのない学びのスタイルなのでしょうか。
ここ数年、時代はめまぐるしく変化していて、選択肢が増え続けています。
デジタル化が進み、モノがあふれ、少し検索すれば、欲しい情報もある程度手に入ります。
そんな現代社会において、みんなが同じように基礎学力をつけることが、最優先項目なのでしょうか。
自分は何をしたいのか。
どのようなことに関心があるのか。
自分探求をしながら、自分で決めた学習スタイルを試行錯誤の繰り返しの中から見つけ出し、自らが課題を持ち、自分なりの答えを模索する・・。
そんな学習ができれば、不登校といわれる中学生の中にも、一歩を踏み出してみよう‥と思える子どもたちが増えてくるのではないでしょうか。
これだけ多様化しているにも関わらず、同じ教材で、同じ知識を身につけることを優先する必要があるのでしょうか。
子どもたちの心の叫び声。
大人はどこまで答えることができるのでしょう。
人と違っていることに、抵抗がある親世代。
みんなと一緒なら、なぜか安心してしまう・・。
子どもたちは、教室でいつも疑問視しています。
「どうしてお母さんは平均点を気にするの?」
テスト返却のたびに、お母さんが平均点を気にするのはどうして?
平均点があれば、とりあえず・・と思うのはなぜ?
平均点って、そんなに大切?
子どもたちの方が、ある意味ずっと大人なのではないでしょうか。
人間の最優先は、心身ともに健全であること。
そして、個の価値観を大切に生きること。
そうあるべきだと私は思います。
リトルラビットでは、一人一人に合わせたテキストを使用しています。
そして、異学年の子どもたちが同じ時間に学ぶことが多々あります。
小さな子は、上の学年の子どもたちの様子を観察し、高学年は低学年の表情をみながら、少しヒントを出しながら、
さりげないサポートをしていたり・・。
自分で考えながら、今自分に出来ることを行動に移しています。
そんな環境で、自分と違う価値観の人と共有する時間を楽しみ、共感できる発見があれば、なお素晴らしい!と思っています。
カウンセリングのエンパシールームでは、今、学校に行けなくなっている保護者の方も、お見えになっています。
何が本当に大切なのか・・。
大人が本気で子どもと向き合う時が、やってきています。
大人が変わらなければ、日本の教育に変化を起こすことは難しい!
一緒に考えていきましょう。