気づきの差をデータ化!
3月2日(木)
【経験値 些細な出来事 見落とさず】
ベテランと若手の気づきの差をデータ化する研究が、慶応大学のチームで進められているとのこと。
ベテランと若手の一番の差は一体どこ?
ベテランはどこを見て仕事につなげているのでしょう。
もちろん経験値の違いが何よりの違いであることに間違いはありません。
現状、今の日本には短期間に人手不足を解消しなければならない職場がたくさんあります。
そんな即戦力の獲得が必要な職場のひとつに介護施設があげられます。
介護は、長寿大国日本の大きな課題。
当然、多くの人に支えてもらわなければならない職種です。
今、介護の勉強に励んでいる看護学生にも、知識を積み上げ、少しでも早く現場での活躍をと期待がかかっています。
それに加えて知識を得たことを活かす上で、ベテランがすでに持ち得ている観察力がキラリと光れば、本当の意味で寄り添える介護に近づけるはずです。
そこで、ベテランと若手の気づきの差をデータ化し、分析したものを活かしていければと研究が進んでいるらしいのです。
介護されるお年寄りの表情から、何に興味を示し、何を嫌がっているのかを読み取り、会話の内容にひと工夫凝らす・・といったところは、やはり経験がものをいうのではと感じます。
人の心に寄り添えるのは、いろいろな人と接してきた経験を積み重ねてきたからですよね。
どんな表情の時に、どんな気持ちが募っているのか。
この部分が共有できれば、介護される人たちは心を少しずつ開いてくれるのではないでしょうか。
このニュースから、私なりの視点で、今自分に出来る事を考えてみました。
子どもたちに多方面から観察する経験の機会を与え、考えてもらうプログラムを提供すること。
学校での基礎学力を使い、実際の社会で起こっている問題に直面し、子どもたちなりに自分の視点で考える時間を共有したいと考えています。
経験を積むことで、柔軟な発想を広げて新しい答えを導き出せる力を、ぜひ多くの子どもたちにと願っています。
『ひとつのテーマから、今自分に出来ることへ繋げる力。』
子どもたちにもこの経験値を積み上げて欲しいですね。
教室から巣立つ子どもたちが羽ばたいてくれることを期待して、様々な分野からテーマを提供できればと思っています。