自主学習のテーマ
1月26日(木)
【まず持とう テーマを見つける 着眼点】
最近、高学年では自主的にテーマを決めての自主学習が宿題として出されるようになってきています。
課題を与えられることに慣れきっている子どもたちにとっては、自主的にといった部分は難しく、何をすればよいのか答えが出せません。
「先生、週末また自主学習が出てるから、計算ドリルやろうかなあ・・。」
計算が苦手な子にとっては、自分で見つけた自分自身の弱点強化にと、自主学習で計算を選ぶのも選択肢のひとつではあると思いますが、わざわざ週末の課題として出されているのはどうしてなのでしょう。
自分で興味を持ったものや、不思議だなあと感じているものの調べ学習など、自主学習のテーマは少しあたりを見渡すと、そこらじゅうに顔をのぞかせています。
しかし・・。
残念ながらそこらじゅうを見渡す経験値が不足しているのです。
見渡せるような時間の使い方が出来ていないのです。
根本から見直しを図る必要があるのかも知れませんね。
幼少期。
「どうして?」
「なぜ?」
と、ひっきりなしに質問攻めだったあの頃は、好奇心の塊だった気がしませんか?
自主学習は、あの幼少期の延長上にあっても良いのではないでしょうか。
空を見上げて、
「今日の雲はあまりみかけない気がするなあ。今日は、雲の種類と季節について調べてみようかな。」
こんな風に思える時間を、ぜひ過ごして欲しいと願うばかりです。