文章表現は経験値がものをいいます!
1月21日(土)
【経験値 次々広がる エピソード】
今日は、小学生と中学生で小論文。
テーマを与えられてから5分で、書く内容をメモに箇条書きする練習から入りました。
「10年後の自分」
「発展途上国のために今の自分に出来ること」
「留学したいと思う国」・・・。
様々なテーマで自分の引き出しから何を引っ張り出してきて書き始めるかを考えます。
こういう時、幼少期から外遊びに夢中だった子や好奇心旺盛だった子は、俄然力を発揮してきます。
自分の中の引き出しにしまい込んでいる、他人からすればガラクタに近い情報も、この時ばかりは記憶の箱から突然に、何故だか光を放って浮き出てくるから不思議です。
「あー。このテーマならあの時の○○のこと書いたらうまく書けるかも・・。」
与えられたテーマとの共通点や自分の中のエピソードを照らし合わせながら、書くためのパーツを自分の引き出しから取り出して、集め始める子どもたち。
この部分は、教えて何とかなるものではありませんよね。
今までの個々の経験値が広がりのある文章に繋がっていきます。
最近は、先取りする学習に必死になっておられる方も多いですが、人生そんなに急がなくても、もっと楽しめることが私たちの周りにはたくさんあるように思えてなりません。
知識だけでは広がりのある文章は書けません。
経験して得た感情は、教えてもらうものでもありません。
キラキラした文章の中に、子どもたちの経験値が顔をのぞかせています。
子どもの遊び心を応援できる大人でありたいと思います