聴く力が備わる子どもにするためには・・。
1月13日(金)
【何よりも 聴き取る力が 最優先】
永年子どもたちと接していると、本当に様々な個性を持ち合わせていると感じます。
ひとりひとり、育ってきた環境や兄弟の有無、長男長女か末っ子かによっても、変わってきます。
ですが、多くの子どもたちと接してみて、確かに言える事がひとつあります。
それは、しっかり聴く力がある子は、判断する力も同時に備わっていると言うことです。
言われていることを理解して、どうすれば良いのかと判断し行動に起こせる子。
このタイプの子は、幼少期スピーディーではありませんが、じっくりと考える習慣がついています。
では、どうすればこんな子どもは育つのでしょう。
まず、ゆったりと過ごす時間があること。
おやつタイムや絵本を読んだり、遊んだりする時間が充分にあることが大切です。
1日中、ゆったりと・・と、言っているのではありません。
ただ、ゆっくり過ごす時間を必ず生活の中のどこかに組み入れて欲しいと思います。
次の用事が気になったり、
「早くね。」などと、制約がかかる場面が多いと、落ち着けない状況になるのも無理はありません。
物事への関心や新たな発見は、バタバタと過ごす時間の中では期待できません。
大人でも時間に余裕のない時は、用事をこなすことだけでいっぱいいっぱいですね。
子どもも同じだということに大人が気づいて欲しいと思っています。
急かしてばかりの生活リズムで、しっかり聴く力は備わってくるでしょうか。
もし、その状況下で素晴らしく聴き取る力がある!という子は、余程の能力を持ち合わせて生まれてきたのかも知れませんね。
子どもを通して、親の状態が見えてきます。
子どもにダメ出しする前に、親がやるべきことは山積みなのでは?と感じています。
聴く力は聴くことが出来る環境が整っていて、初めて育むことが出来る力です。
聴き取る力を育むために、一番身近にいる親が何を整えればよいのでしょう。
まずは、答えを探してみませんか。