解きなおしの作業をどうとらえていますか?
6月7日(火)
【詰めたはず なのに間違い なぜ起こる】
6年生は、今週初めて外部での模試にチャレンジします。
今までは教室内で漢字検定や思考力検定を受けたことはありますが、模試会場が私立中学で実施される今回のような模試は初めての経験です。
場慣れという意味合いももちろんありますが、多くの同じ年の子どもたちがそれぞれに頑張って自分の目標に向かって頑張っているということを肌で感じて来て欲しいと思っています。
今回の模試の出題範囲を確認し、自分の苦手意識のある問題をピックアップして、子どもたちなりに計画を立てて頑張っています。
しかし・・・。
まだまだ見ていると、詰めの甘さを実感せずにはいられません。
間違えた個所をピックはしているのですが、その問題の解説を読み直しては、
(あー、そうだった。ケアレスミスだったわ・・。)
と、ほんの少し間違えだったから大丈夫と、どこから沸き起こってくるのか何の根拠もない妙な納得をしていて、まだ自ら解説を確認した後に、類題問題を解き始める子どもと終了してしまう子に分かれています。
自分の課題が明確な子は、こちらがあれこれ言わなくてももう次のステップに進んでいます。
しかし、まだそこまで気が回らない子は、解説を読んだことで分かった気分になり、やり直しが完了したと思い込んでいます。
1問ごとにこの差が積み重なるのです。
実力差が開いてくるのに、時間がかかるはずもありませんね。
自分の中でもっとしっかりやるべきことを明確化しなければ、解きなおして本当に理解できるところまでやりこむ必要性を感じないまま、見直し作業が続いています。
分からなければ、わかるまで先生を追いかけまわしてでも確認するべきです。
ヒントをもらって、じっくりと自分の中に落とし込む作業を繰り返すべきです。
そして自分なりのやり直し方法を見つけ出し、実行するには、どう進めていくのかと自分で考えて欲しいと思っています。
そうできない今の甘さが、間違いなく実力差に繋がっています。
自分の弱みを客観的に見つめてみる。
この作業が出来る精神面での強さも求められています。
ONとOFF。
今一度、自分に厳しい自分を呼び起してもらいたいと思っています。