早くしなさい!では子どもは早く出来ません!
4月13日(水)
【せかされて 慣れてしまって BGM化】
共稼ぎのご家庭も多いこのご時世。
朝の目覚めと同時にお母さんはフル回転。時間との闘いが毎日繰り広げられています。
専業主婦であっても、兄弟が多かったりすると更なるパワフルさを求められていますね。
お母さんの段取りを知る由もなく、子どもはいたってマイペース。
のんびりと目覚めてお母さんのあわただしく動いている様子をぼんやり見ていると・・・。
もうフル回転状態のお母さんから、
「早くしなさいよ!」
と、いつもの声が響きます。
この早くしなさい!も、聞きなれている子にとっては、さほど効果がありません。
なぜかというと、早くしなさい!が具体的でない指示だからです。
「30分までに用意を済ませてしまってね。」とか、
「あと5分以内に玄関を出られるように動いてね。」
というように、数字(時間)を示して声をかけると必然的に時計を見て行動する習慣が身についてきます。
指示はわかりやすく具体的に。
そうすることで、子どもたちも時間を気にかけて逆算し、自分なりのリズムをつけていきます。
お母さんは時間がわかっているので、段取りが出来ていて見通しをつけて動いていますね。
でも子どもたちに具体的に伝えていなければ、子どもたちの動きに変化はありません。
子どもたちにも、見通しを持たせることが大切です。
言葉のかけ方ひとつで、子どもは大きく変化します。
「うちの子は、本当にのんびりで・・。」
そう嘆く前に、まずは具体的に伝えてみてください。
大人が気づいていないこと。
子どもに原因があると思い込んでいること。
案外多い気がします。