文章を読み切る力
3月8日(火)
【線分図 文章読み切り 書く力】
文章問題は、国語的理解力が必要不可欠。
一文ずつ区切って、まずは絵に表現できるかと、子どもたちを観察します。
文章の意味理解。
難問になればなるほど、大切になってきますね。
公式に当てはめて要領よく解いている子は、問題のグレードが上がると途端に解けなくなってしまいます。
その問題が何を答えるべき問題なのかと、読み切る力が不足しているからです。
まず、絵や線分図に出来るかどうかが第一関門。
きちんと理解している子は、このステップが実にしっかりしています。
テスト前。
(○○分までテスト準備で見直しと最終確認してください。)
こう指示してから、いつも子どもたちの様子を見ていると・・・。
テキストを目で追って見直している子。
自分のノートを開いて、確認している子。
以前に間違えた問題を実際にもう一度解きなおしている子。
全く変わらず友達とおしゃべりしている子。
ひたすら線分図や絵だけを描き続けている子。
実に様々です。
しかし、いつも同じリズムでこの時間を過ごしている子は、比較的テストを落ち着いて受けています。
自分のスタイルが画一化されていて、自分にとってのベストな時間の使い方を知っているように感じます。
どんなに、友だちが騒いでいたとしても、すでに自分のペースを保って、最終確認をしています。
学習の基礎は、集中力と国語力。
そんな気がしてなりません。
どちらも、幼少期の読み聞かせや手先をつかった巧緻性を養うところからの延長線上にあります。
教室が小学3年生までに、学習習慣を身につけられるようにと願っている理由はここにあります。
「まだ、小さいから・・。」
小さい時に習慣化してしまえば、ご飯を食べたりお風呂に入ったりということと同じように机に向かうことが出来るようになります。
また、良くも悪くも一度ついてしまった習慣を変えるには、相当な時間を要する事を少し頭の片隅においておいて欲しいと思います。