みんなが先生
11月9日(月)
【気づき待ち グッと我慢で 見守って】
算数の単元テスト。
それぞれに頑張っていますが、子供たちの取り組みを見ていると、新しい発見がたくさんありました。
すべてが終わった子供は、まだ終わっていない子の進みぶりが気になる様子。
そして、自分が覚えている問題は、ヒントを出したくて仕方がない様子。
「先生、ちょっとだけ教えてあげてもいい?」
自分がわかるところを説明したくてたまりません。
「まだ、だめ。みんな自分で考えるんだから、もう少し待ってて。」
「教えてあげたいんだけどなあ…。」
しばらくして、またやってきて、
「だいぶん考えてたけどわからない感じだから、ヒント1だけ出してもいい?」
出来た子は、教えたくて仕方がありません。
しばらくたって、
「では、○○君に解説をお願いします。」
と、お願いするとやっと出番だと意気揚々と解説が始まりました。
「本人が考えられるようにヒントを出す形でね。」
と、言っていたのですが、1から10まで答えを先に教えてしまいます。
「ヒントを出すんじゃなかった?」
「答えを教えるんじゃなかったよね?」
「先生、ヒントをどこまで出したらいいのか考えるって、難しいよね。」
そう感想を漏らしていました。
いろいろな立場に立って、チャレンジしてみると、今までわからなかったことが見えてきたりします。
説明できるということは、問題の意味を本当に理解しているということですね。
また、どの子にも先生になってもらって、体験してほしいと思っています。