お手伝いの中から
10月28日(水)
【計算は テキスト使わず 楽しんで】
低学年の計算力。
計算ドリルや問題集ばかりを解かせて、力をつけようとしても効果は期待薄。
楽しく取り組みながら、気がつけばきちんと計算力がついてきた・・。
これが、低学年の学びの基本です。
1年生。
計算の時間になると、自分の指がフル稼働。
11以上の数になると、
「先生、指貸して」
と、リクエストされることもしばしばです。
10になる組み合わせを熟知していれば、計算はとてもスムーズに進みます。
それは、日常生活の中でも楽しく取り組めます。
例えば、夕飯の準備の中で、
「一人に3つずつプチトマトをお皿に並べてね・・。」
と、ボールに入ったプチトマトを差し出して、
「今日は、おじいちゃんも一緒に食べるから5人分よろしくね。」
「プチトマト、足りるかな?」
などと、お手伝いしながら数を数える作業をお願いしてみるのも、立派な計算実践学習ですね。
「あと、2つないと足りないよ。」
などと、一生懸命数える様子が目に浮かぶますね。
「じゃあ、今いくつある?」
「どうやって数えたの?」
「3つずつ並べてみたよ。」
「それが5つ出来たらいいよね。」
「すごいね。お母さんも次はそのやり方マネしてみるね。」
なんて、答えてあげれば子どもも笑顔になることまちがいなしです。
話していくと、子どもがどんなふうに数をイメージしているのかも確認できますよ。
遊びの中から学ぶと、楽しい記憶として、覚えているものです。
そんな楽しい経験を数多く積み上げた子どもは、自力でどんどん楽しいことを探して取り組む子どもに進化していきます。
大人が知恵を出し、工夫して子どもに提供できれば、子どもは面白いように伸び始めます。
そばで、その進化を肌で感じていきたいと思っています。