伝えたい事が伝わる伝え方
10月27日(火)
【向き合う前 まずは自分が リラックス】
何をする時にも、その時の自分のリラックス度で物事の見え方って変わると思いませんか?
例えば、夕方。
仕事から帰ってきたばかりのお母さん。
急いで夕食準備を始めなければと思いつつ、子どもが宿題にとりかかっているかと気になる時間帯。
この段階でお母さん自身、ほぼ気持ちにゆとりがありません。
そんなタイミングの時に、子どもから
「今始まったテレビ、30分だけ観てから宿題してもいい?」
などと、のんきな声が聞こえてくると、その一言でお母さんのイライラ度数は、ハイスピードで上昇マックスへと・・・。
「そんなこと言ってるから、いつも寝るのが遅くなってしまうんでしょ?」
「いつも同じこと言わせないで・・。」
疲れた身体に鞭打って、夕飯を作りながら、感情露わに声を荒げてしまう始末・・。
自分にゆとりが無い時は、必ず感情が先に立って、大きな声だったり、顔を歪ませて子どもに接してしまいます。
すべてが可能ではありませんが、日々の時間の使い方については、一度ゆっくり現状を把握した上で、工夫出来るところはないかと、考えてみる必要がありますね。
観たいテレビ番組があれば、録画をして勉強が終了してから観る時間を作るとか、ご飯の用意の配膳係を子どもが担当するようにして、早く夕食を開始できるようにするとか、各家庭でのオリジナル方法を考えてみると、思っていた以上に時間を作れるかも知れません。
配膳係を子どもたちが率先して引き受けてくれれば、お母さんの精神的ストレスはかなり軽減されます。
すると、
「今始まったテレビ、30分だけ観てから宿題してもいい?」
の、子どもの声に対してのお母さんのコメントにも、少しゆとりが生まれるはずです。
「観てご飯を食べてからで、何時頃に宿題スタート出来るの?」
「全部出来上がるまでに、どれくらい時間がかかりそうなの?」
とか、言うように少しやわらかい状態で、子どもに問いかけられれば、お母さん側に子供の声に耳を傾ける余裕が生まれてきます。
ちょっとしたことで、子どもの心は大きく変化します。
お母さんが毎日口癖になっているコメントは、100%子どもの心には、響いていません。
伝えたい事は、伝わるように伝えましょう(^o^)
伝え方に工夫をプラス出来るのが、大人であるという証。そう、思いませんか?