自分のための時間
8月5日(水)
【わずかでも 自分の時間を 持ちましょう】
子育て中は、お母さんたちの1日は子ども中心で動くことが基本となります。朝起きてから、夜就寝するまで、自分の時間がなかなか取れていないのが現状かも知れません。
私は、子育てにはある一定の子どもとの好ましい距離感があると思っています。
よく、一人っ子のお母さんから、
「我が子ながら、全く言う事を聞いてくれません。情けなくて・・。」
などと、相談を受けます。
言う事を聞いてくれません・・の言葉からは、言う事を聞かせたい・・というお母さんの思いが見え隠れしています。
親の役割は、子どもが大きくなり巣立つまでのサポートです。
我が子が自分の思い通りに・・なんて、なるはずありません。
子どもはどんなに小さくても、自分の意志を持っていますし、思いもあります。
言う事をきかせるのではなく、子どもの意志を尊重しながら進めるには、どうすればよいのかを大人が考え、その方法を子どもに提案し、サポートすることが大切です。
文字で書き表すと簡単ではありますが、そんなに上手くはいかないです・・と、お母さんの声が今にも聞こえてきそうですね
そこでお母さんに提案です。
あまりに子ども中心になってしまっていては、子どもを急かしてばかりになっていたり、がんじがらめに近い状態で管理してしまうことに繋がっています。大切な我が子が、学校や社会の中で、自分の力を発揮する方法を会得出来なくなってしまっては、本末転倒ですね。
まずは、お母さん自身が少しお子さんから離れて自分の好きなことをする時間を作ってみてください。
お菓子作りでもいいし、草花の手入れでもいいし、ウオーキングでもなんでもかまいません。
あまりにも子どもだけを見ていると、実はお母さん自身がまわりが見えなくなり、自分の判断だけが正しいと思い続ける事が増えてしまうのです。
子どもだって、たとえうまくいかなかったとしても、自分でやってみたいと思っています。
でも、言う事を実行してくれない我が子に、噴火した感情をおもいきりぶつけるだけでは、お母さん自身は少しすっきり感を味わえるかもしれませんが、子ども側はどうでしょうか。
自分の思いを理解してもらえるような説得力のある話を機関銃を連続発射してくるお母さんに向かって、完璧に出来る子どもはほとんど皆無ではないでしょうか。
お母さん自体に、ゆとりがあれば、子どもへの接し方は必ず違ってきます。
子どもは、怒っていないお母さんと話がしたいと思っています。
まずは、穏やかな自分(お母さん)を作ること。
そして、子どもの声にじっくりと耳を傾けて見てください。
そして、子どもの話の途中でミサイル攻撃を開始しないこと。
最後まで話が聞けるお母さんになれれば、今悩んでおられる大半は解決すると思います。
子どもはまっすぐにお母さんを見ています。
感情だけをぶつけていては、負のスパイラルに陥ってしまいますよ。
子育ては、間違いなく大人の成長過程での課題として与えられています。
大人が本物の大人になるための修業はまだまだ続きますね