その時期に大切なこと
7月13日(月)
【低学年 自分の報告 最優先】
1,2年生の授業は、こちらが予測出来ない展開になることがよくあります。
(今日はこの単元を・・・)などと、思い描いていても、ドアをあけて入って来た瞬間の様子で私の予定など一気に砕け散ってしまう日も多々あります。
まずはどの子も自分の話をしたくてウズウズしていて、私の顔を見るなり、息つぎをすることも忘れてしまって機関銃のように話し始めます。
学校での様子、嬉しかった事や悲しかったことの報告、さっき道端でころびかけたこと・・・報告項目は果てしなく続きます。
しかし、低学年のこの報告の時間は、時間が許す範囲で、じっくり聴くことにしています。
話したい事が上手く伝わるように話せているか、会話が成立しているかなど、話し方にも注意しながら、報告に耳を傾けています。
学習は、テキストを広げて問題を解き進めていくだけではありませんね。
伝えたい事が伝えられることは、生きていく上で、とても大切です。
自分の思いを伝える伝え方はそれぞれに違っています。
ゆっくりひとつひとつ思い出しながら話してくれる子。
話をしながら、その時の状況を再現フィルムのように身振り手振りで表現する子。
本当に様々です。
しかし、少し前の事を思い出す作業は、成長過程においても、必要不可欠。
振り返る習慣もつき、りっぱな学習のひとつとして成立します。
低学年には低学年の、高学年には高学年の大切にしたい部分があります。
その時期に必要な学びは、その時期にしっかりと身につける。
それはテキストだけの学びでは、不十分なこともたくさんあるように思います。
小さな子どもたちが一生懸命話をしてくれる時間は、とても微笑ましく心温まる時間です(^-^)