すぐそばにいること
6月27日(土)
【信頼は 長い月日の 積み重ね】
子どもたちのまわりでは、毎日様々な出来事が起こっています。
当然それは、大歓迎!といった楽しい事ばかりではありません。
ずっと良好だった友達との関係が、些細なことがきっかけで不仲になってしまったり、自分では良かれと思って行動に出た事が、結果思うようにならなかったりすることだってあるかも知れません。
まだ、未熟な部分も多い子どもたちは、すぐにその状況を受け止めて、上手く解決策を見つけ出す事が難しい場面も多々あります。
様々な経験を経て、子どもたちは少しずつ成長しているのですが、ちょっとした変化があるときには、その場に応じた声かけを心がけたいと思っています。
もう長い付き合いとなっている子どもは、教室のドアを開けて入って来る様子で、元気なのか、何か気がかりなことがあったのか・・と、顔を見ればわかります。
子どもが何か困っていたり、イヤなことがあった時にほんのひとこと、ふたことでも本音をつぶやける場所でありたいと思っています。
もちろん上手く言葉に出来る子もいれば、自分の感情の表現方法が分らずに黙りこんでしまう子もいます。
でも、何かしらのサインは必ずどの子も発信しています。発信手段は異なりますが・・・・。
子どもたちに解決策を伝授する必要はありませんね。
自分で模索し、答えを見つけていく段階で、これが正しい・・などと、教える事はナンセンスです。
そんな時はただ、そばで心を傾けられれば、子どもとの信頼関係は少しずつ構築されていくように思います。
信頼するためには、その人と関わる時間の経過の中でのお互いの距離感も大切な要素のひとつなのかも知れません。
信頼は築くもの。
安心して過ごせる場所をそれぞれがどこかに持っていて欲しいと思います。