褒める作業をサボらない事
6月23日(火)
【モチベーション あげて限界 超える時】
学ぶ意欲のモチベーション。
あげる一番の秘訣はなんだと思いますか。
いろいろ考えられますが、子どもたちが一番積極的に学ぶ意欲を高めるのは、何かで好成績を取り、実績を積んだ時だと感じます。
例えば漢字の小テスト。
覚える事が苦手な子にとっては、けっこう苦痛を伴っています。
(どうせ、今日も点数取れないや・・。)
こんな風に受ける前からテンションの低い子、いますよね。
でも・・・。
そんな苦手な漢字テストで、初めて100点を取った時。
思いもよらずすべてにマルが並んでいる返却されたテストをながめ、ニヤニヤと嬉しそうな顔をのぞかせている子は、次回も少し頑張れば自分は出来るんじゃないかとここで初めて小さなやる気が芽生え始めます。
まずはこの小さなやる気を起こすことが、はじめの第一歩なのです。
少し頑張ればマルが並ぶ答案へと結びついた実績が小さな自信となり、次も・・という気を起こさせます。
その瞬間を見落とさない事。
ここ、ポイントですよね。
いつも、
「次は頑張ってね。」
と、声をかけられていた子が、
「よく頑張って覚えてきたね。」
と、言われるその瞬間は、オーバーアクションで、褒めることに徹して下さい。
褒める側は、いつもとは違うことを的確に伝えなければなりません。
「いつもこれぐらい出来れば言う事ないのにね。」
間違ってもこんなコメントをしようものなら、その子の小さなやる気は一気にしぼんでしまいます。
子どもの伸び率を上げるも下げるも、まわりの大人のコメントが大きく関わっている事を忘れないでください。
とくに、いつもよくお母さんに叱られている子ほど、お母さんが褒めてくれることに大きな喜びを感じています。
褒められてイヤな子はいません。
その場は、照れくさくて知らんぷりをしていたとしても、心のなかは嬉しさで満ちあふれています。
子どもを伸ばす一番の方法は、頑張った時の褒め言葉。
些細な事が、子どもの成長には大きく関わっている事を、忘れないでいたいと思います♪