文字に心があらわれる
6月13日(土)
【性格は 自作ノートに あらわれる】
ノート作りには、それぞれの子どもの個性が見えかくれします。
几帳面な子もいれば、大雑把な子もいて、オリジナルノートには、それが面白いように表現されます。
お母さま方からは、
「うちの子、字が汚くて・・。」
と、よく御相談がありますが、字が汚いのと、乱雑なのは、部類分けしたいところです。
何事にもめんどうくさいと、乱雑に書き進める子。
途中で自分が書いた字であるにも関わらず、自分でも解読不能となっていたりします。
乱雑なノートで振り返り作業をしなくてはならない事ほど苦痛を感じる事はありません。
解読作業だけで疲れ果て、ノートに書いた問題の内容把握にまで到達出来ない子も数多くいます。
自分が読みづらいノートを作成してしまったがために、自分で自分の首を絞めてしまっています。
字を丁寧に書くことに関しては、やはり心の落ち着きが大きく関係していると思います。
ざわついたままで取り組み始めると、必ずノートは乱れています。
きちんと書けば計算ミスもグンと減少するのですが、まずは本人がそこに気づけるかどうかという事です。
読み書きは、生きていく上での基本項目。
それが出来た上で、それぞれの個性をプラスして、学びは深まりを見せ始めます。
今、学年を飛び越えた発展問題が解けたとしても、整理したノートが作成できなければ、どこかで必ず停滞し始めます。
与えられた発展問題は解き続ける事ができても、自分でまとめる構成力を要したノートまとめは出来ない事が多くあります。
出来るなら小学生の間に、整理された見やすいオリジナルノートを作れる力を付けておきたいと思いませんか。
きっとそれが出来るようになれば、一生の財産になると思います。
社会に出て、人との関わりや結びつきを深めていく際にも、書く力が備わっている人は、いろんなパターンで、交流を深める事が出来るのではないでしょうか。
バックの中に、いつもまっ白な葉書と朱色と黒の筆ペンを持ち歩き、旅先で美味しい食べ物に出会ったり、バスで景色の良い場所へ案内してもらったりした際に、ほんの一言笑文字でありがとうを伝える。
最近、私がチャレンジしていることのひとつです。
気持ちは必ず伝わります。
ざわついている時も、心おだやかである時も・・・。