人に説明が出来る子
4月14日(火)
【教えてね 今日の給食 何だった?】
低学年の授業では、必ず朝ごはんか給食の献立を思い出して話してもらうようにしています。
振り返りの習慣をつける導入段階として、少し前のことを思い出す時間を継続して持ちたいと思っています。
ある程度年令を重ねた大人なら、
「えーっと、朝何食べったっけ?」
などと、思い出せない事がしばしばあっても不思議ではないと思われるかも知れませんが、最近は子どもたちもついさっきの事ですら、思い出せないという子が増えています。
振り返る作業は、昨今学校でも大切だと取り上げられていますが、まずは振り返る習慣が必要になってきます。
また、低学年に献立を思い出しながら説明してもらうことで、上手に伝える話し方も身についてくれればと考えています。
順序立てて、分りやすく人に説明が出来る子は、頭の中で事柄を整理して話しをしています。
話上手な子は、話す内容をきちんと理解して、伝える事が出来ています。
テキスト問題の出来栄えだけで、その子の深い理解度までは図る事が出来ません。
本当に問題の本質を理解しているかどうかを確認したい時、私はいつも
「先生よく分らないから分るように最初から説明してくれないかな。」
と、子どもたちに投げかけます。
途中で少したどたどしくなれば、
「今のところ、もう一回説明お願いします。ちょっと分りづらくって・・・。」
「出来れば、絵に描いて説明お願いします。」
と、更に他の分りやすい説明方法を探してもらって説明を続けてもらう事にしています。
子どもたちの中には、
「先生、こんな問題もわからない?ホントに先生なの?」
と、笑い飛ばされていますが、1,2年生の子どもたちはなんとか伝えようと必死になって絵を描いてくれます。
自分の経験や体験したことを思い出しながらどうすれば分りやすく説明できるかを考えています。
計算の仕方を習い100点が取れる子は大勢いますが、絵を描いてしっかり説明が出来る子は少ないのではないでしょうか?
どんな風に絵を描けば、分かってもらえるかと模索しながら、子どもたちはあっという間にとても上手に説明が出来るようになってきます。
子どもはみんなステキです♪
いつもキラキラ輝いています(^v^)