考える習慣
12月12日(金)
【言葉力 つけばつくほど 楽しめる】
今、ニュースや新聞記事に目をむけて、情報収集する宿題を出しています。
社会の出来事に関心を持ち、それを要約していく訓練を行う事であらゆる場面で有効活用出来る力が備わります。
先日、TVで大学生が意見文を書けなくなっていると取り上げられていました。
その原因は読書を全くしない学生が増えていることも一因ではないかとのことでしたが、読書以前に物事に対しての興味の持ち方が希薄なのではないかと感じる事があります。
それに加えてイメージ力も低下しているのではないかと感じています。
小学生の国語の長文問題でも、物事に関心を持ち、調べ学習など時間をかけて取り組む事が出来る子は、内容を理解しその場面をイメージする力があり、深く広がりのある捉え方をしています。
それに比べて、語彙力の乏しい子は、読み切る作業だけで、精一杯です。
今は、何か分らない事があれば、手軽にインターネットで調べる事が出来ます。
本当に安易に時間をかけずに調べる事が可能です。
検索するキーになる言葉を打ちこむと簡単に多くの情報が得られます。
あまりに素早く答えにたどり着くことに慣れきっている人にとっては、読書に時間をかけることなど意味がないのかも知れません。
でも、時間のかかる作業を行うと、頭の中で整理してから答えを出す習慣がつきます。
安易に答えが目の前に現れれば、頭の中で情報を整理する時間が大きく削られています。
考えて作業する習慣は、絶対に大切です。
こんなに便利な時代だからこそ、なおさら重要なのです。
そこにポイントをおいて、安易に得られる情報が確かなものかどうかを判断出来る力をつけてもらいたいと思っています。
インターネットの情報をすべて信じ切るのではなく、その情報からさらに自分で調べ学習をプラスして答えをだして欲しいと思います。
そんな生徒であふれる教室でありたいと思っています。