伝え方次第
12月11日(木)
【タイミング 褒めるも叱るも 旬の時】
子育てをしていると、いつも子どもの様子に一喜一憂。
一人目なら、なおさらその傾向は強くなります。
我が子を想う気持ちがあふれ出ているお母さんの言葉を丸一日録音してみたら、その様子はよく確認出来ると思います。
当然ですが、褒める時にも、叱る時にもタイミングが重要です。
まず、子どもが何を褒めてもらえたのか、何が悪くて叱られたのかをきちんとわかるタイミングで行う事です。
子どもはいつもまっすぐお母さんを観ています。
褒められてイヤな気になる子はいませんね。
照れくさそうにあまり喜びを表さない子はいるかも知れませんが、気持ちの安定度はお母さんに褒められた時が一番ではないかと思います。
まだ、褒めるタイミングは少し時間のずれがあっても大丈夫なのですが、叱る時は絶対に叱る出来事が起きたその時に、子どもに伝える事がポイントです。
それと、もうひとつお母さんに伝えておきたい事。
それは、今回叱る出来事と一緒に以前すでに叱った事をまた引っ張り出して来て再度叱る事をしないことです。
少し、思い出してみて下さい。
今回叱る事とは、無関係にも関わらずお母さん側の気持ちが抑えられずにまた以前の事を持ちだして説教時間が長くなっている事って、ありませんか。
これをしてしまうと、子どもはなんだかいつも叱られているイメージばかり持ってしまって、一体何をしかられていたのかが、分からなくなっています。
そして、また同じような事を繰り返してしまう事になるのです。
叱る時は、きちんとその事についてどうしていけなかったのかを本人がわかるように伝える事が大切です。
そのことだけにポイントを置いて伝えて下さい。
感情的に伝えてしまうと、本人に響いていない事がほとんどです。
大人だって、感情的になる場面はたくさんありますが、機関銃のように叱るより、悪かったところを本人が考えられるように伝える方が、これから先の行動につながっていきます。
大人が大人の対応で、子どもを見守りたいものです。