失くしたくない好奇心
12月5日(金)
【好奇心 いつもワクワク 広がって】
雑学通帳への取り組みが始まり、みんなの好奇心探究心が広がってきています。
興味分野が、確実に以前より広がり、子どもたちの瞳がいきいきと輝きだしています。
長年子どもたちと触れ合っていると、子どもたちが今何にヒットするのかが少しずつ見えてきます。
しかし、ヒットする部分は個々に違います。
出来るだけヒットするものを題材に取り上げ、興味を引きながら単元理解を深めたいといつも考えていますが、それには私自身の引き出しがたくさんなければなりません。
そう強く感じる今日この頃、今まで関心がなかったものにも目を向けて、積極的に足を運んでいます。
ヒット部分をひとつでも多く提供出来れば、子どもたちの学びの世界はきっと広がりを持つようになります。
私には引き出しを増やす任務が課せられているのです。
ヒットする題材が提供出来れば、子どもたちはキラキラした表情でどんどん自分自身で学びを深めていきます。
教えるのではなく、興味を示す題材を与えられるかどうかが、子どもたちの学びの深さを決定します。
私自身が好奇心旺盛でなければ、子どもたちの本当の笑顔に出会う事が出来ません。
現に少し忙しくしていて、ありきたりの学習形態を取った日は、子どもたちの活気も低下しています。
「先生、今日はどんな面白い事するの?」
子どもたちはいつも授業の始まりの時に確認をします。
活気あふれる時間の中で、子どもたちが吸収していくスピードに、目を見張る事がよくあります。
大人が思っているより何倍も、子どもたちは自分できちんと学びを深める力を持っています。
教えるだけの学習方法を継続させていれば、笑顔で学ぶ子どもたちに出会えることはないでしょう。
先日、大学教授とお話しをする機会がありました。
何のために勉強するのか・・。
このテーマを大学生にも問いかける昨今、
「本当に幼少の頃から自分で学ぶ力を身につけて、学年を重ねてきて欲しいと切実に感じる場面が幾度となくあります・・。」
と、嘆いておられました。
身につけた知識を使いこなして物事を判断出来る力が、社会では求められています。
本当の力をつけておかなければ、対応できない社会が待ち受けているのです。
「はやく勉強しなさい。」
こう子どもたちに伝える前に、大人が出来る提案があるように思えてなりません。
あなたのお子様は、自ら学ぶ事が出来ていますか・・。
子どもへの接し方、また近々リトラビママの会で考えてみたいと思っています。