メモの取り方
8月28日(木)
【聞き取りで ポイント抑えて 箇条書き】
CDから流れてくる文章を聴いて、必要な情報を整理して取り出す力を養う授業。
まずは、何も言わずに思うようにメモを取らせて聞き取りをしてもらうと・・・。
「先生、一生懸命書いたけど今見てみたら何をかいているのか、よく分からない。」
「長い文章で書いていたから、最後まで聞きとれなかった・・。」
「今よく読みなおしてみたら、書かなくてもよかったこともいっぱいある。」
などと、口々に話し始めました。
《どこをどう直して、もう一度聞いてみたら良いでしょうか・・・》
子どもたちに投げかけてみました。
「何か整理して書きだす方法ってないかなあ。」
「とにかく書かないと・・と、焦ってしまったから次はもう少し落ち着いて、文章の区切りまではきちんと聞いてから書いてみようかな。」
「大切なことだけ、短く書いても大丈夫かも。」
「文字で書いていくのは難しいから、絵で書いてみようかな。」
「先生、メモは自分が分かればどんな書き方でもいいですか?」
子どもたちからは、こちらが思っていた以上に声が上がりました。
最初はとりあえず思うようにチャレンジさせて、何がどんな風に困った点なのかをじっくり考えて、もう一度チャレンジさせる。
こうしてメモを取りなさい!などと、指示を出す場面はほとんどありません。
メモを取るのは、子どもたち。
一般的なメモの取り方を教えるより、自分ならこうすれば上手くいくかも・・と、いうように自分流を見つけるまでの手助けをしたいと思っています。
メモを上手に取れる力は、大人になっても問われる力。
先生の方法はこんな感じ・・と、話しはしますが、それが子どもたちへのヒントになればといつも思っています。
子ども主導の時間が流れています。
自分で発見した方法は、必ず自分のものになっています。
自分で見つけたことが大きな自信につながっていきます。
教えられ慣れている子は、必ずいつも教えられることを待っています。
新しいことは、教えてもらって当たり前だと思っています。
(メモの取り方、まだ教えてもらってないから、出来ないのは当たり前・・。)
こんな感じで自分に非はないと、いつまでも指示を待っています。
あらゆるものに興味を持ち、常に考える子どもたちが溢れる教室でありたいと思います。
そう近づけるように、楽しい取り組みを次々に提案していきたいと思っています♪