学制改革
7月5日(土)
【義務教育 今から大きな 転換期】
『中一ギャップ』
ここ数年、勉強会などでもよく議題にあがってくる問題。
小学校を卒業し、すぐに全く違う形の中学校へと進むことで、いきなりの環境変化にとまどい、精神的に余裕がなく
それが引き金となり、いじめや不登校などにつながる可能性があるのではないかと今、問題視されています。
東京など小中一貫校教育のモデル校と比較すると、子どもたちの落ち着きにも差が見られ、余裕やゆとりについても違ってきています。
昔なら兄弟も多く、上の子が下の子の世話をすることや、教えながら一緒に作業をすることの経験があったのですが、今は
『個』としての活動が多く、縦の繋がりが希薄です。
その点でも小中一貫教育の魅力のひとつに、区切りに幅を持たせて子どもたち主体の学びが出来ることが考えられます。
学年の垣根を超えて他学年が一緒に過ごす学びの中では、大きな力をつけることが出来るでしょう。
(1年生)(2,3,4年生)(5,6年生、中1)(中2,中3)などと区分し、めあてにそってアクションを起こすことが十分に可能です。
下の学年の子は、上級生の行動を見ながら学びを深め、上級生は下級生に説明しながら話すことで、自分の理解度にも気づきがあるとともに、分かるように説明する工夫も生まれてくるのではないでしょうか?
ただ単に、小6と中1のギャップを解消するというだけにポイントを置かず、広がりのある学習をテーマにすれば、子どもたちも楽しく学ぶリズムがついてくると思います。
もちろん、子どもたち主体にとなればカリキュラムは難航することが予想され、教師側の力量も問われてくる事になるでしょう。
それでも、教える側も学びながら、見守っていく姿勢を大切にしたいですね。
同様に、5才からの義務教育導入(小1プロブレム)も検討されています。
小学校入学時の環境変化を緩和しようという取り組みです。
どちらも『個』から『人との関わり方』への導入が必要だということでしょう。
見直しが進む「学制改革」
アンテナを巡らせ、すばやくキャッチしていきたいと思っています♪