時間をかけて
6月18日(水)
【何事も 考え一つで 笑顔なり】
ジメジメした梅雨特有の湿気の多い毎日です。
子どもたちもカラッと暑いだけなら良いのですが、この湿気を伴った暑さにいささかバテ気味です。
昨日は元気に来てくれたのに、今日は熱を出したとお休み連絡が入ったりすることもあり、胃腸炎からの発熱も増えています。
なんとか体調管理しながら、この梅雨を乗り切りたいものですね。
思考力検定が近づき、子どもたちもずいぶんと考えきる力が出てきました。
今まで一度読んでわからなければすぐに
「先生、意味が分かんない・・。」
と、声を上げていた子どもからも声があがらなくなってきました。
それと同時に多くなってきたのが独り言・・。
(うん?待てよ。ひょっとしたら、こっち向きからやってみたらどうなるかなあ・・。)
(もう一回、ゆっくり読みなおしてみよう・・。)
(絵に書いた方が分かるかも・・。)
などと、それぞれが自分なりに工夫して問題に向っています。
「先生、白い紙使ってもいい?」
計算用紙を手にとって、紙を折り曲げて切りだしている子もいれば、絵に書いて確認しながら進めている子、さらにはグラフのようなものを作って試している子もいます。
自分の力を使って、なんとか答えを導きだそうと試行錯誤を繰り返しています。
わからない・・。
どんなことでも、新しいことはみんなここからスタートしています。
しかし、このわからないことをすぐに説明してもらって解きかたを教わるのと、なんとか出来ないかと自分が今知り得る知識をもとに、まず考えてみれる子どもの差は、とても大きいものがありますね。
後者は当然のことながら、時間を要します。
教えてしまって次へ進む方が効率が良いに決まっています。
しかしこの先、問われてくるのは間違いなく自分の知識を使える力へとつなぐ事が出来る力です。
幼い頃、積み木を積み上げては倒し、積み上げては倒し、何度も繰り返して高く積み上げることが出来たように、考えることを繰り返す作業をしながら、最後まで自力で解決出来た子どもたちには満面の笑みが見られます。
これからも、この繰り返しを大事にしていきたいと思っています。