信頼できる大人へ
5月17日(土)
【初夏の風 木陰で木漏れ日 感じつつ】
絶好の行楽日和とでもいうのがピッタリな週末ですね。
みなさん新緑を求めてお出かけではないでしょうか。
私は、教室の窓を開け、中間直前の中学生と心地良い風を感じつつ模擬テストに励んでいます。
朝一番のクラスはみんな自転車でやってきます。
「先生、今日は風がめっちゃ気持ち良かったよ。」
「でも、こいでたら結構暑い・・。」
そういってTシャツ1枚で、少し汗をかきながら到着します。
体力作りも小学生の大きな課題のひとつ。
何にチャレンジするにも、体力不足では問題外となってしまいます。
気力、体力が充実していて初めて根気や集中力がつき始めます。
心身ともに育つ様子を見守ることも、大人の大切な役割ですね。
いつも子どもたちに
「どうして、勉強しないといけないの?」と、質問されます。
「基本の勉強が出来るようになったら、大きくなって自分がしたいことをたくさんの中から選べるようになるんだよ。」と、話し回転寿司を取り上げて具体的にイメージさせています。
「回転寿司に行ったら、次々にいろんなお寿司が回ってくるよね。」
「好きなものを好きなだけ食べたいと思うよね。」
「うん。そりゃあそうだよ。」
でも、
「何でも好きな物どうぞって言われる人と、あなたはこの5つの中からって言われる人と、あなたは3つの中からしか選べませんって言われたらどう?」
「えー。それはイヤだ。」
目の前にはいっぱい次々回ってるのに、好きなものを取って食べれなかったら残念だよね・・。
「うん。」
「勉強も同じで、基本がきちんと出来ていれば、色々な中から好きな事を選んで進んでいけるようになるんだよ。」
「きちんと出来ていなかったら、少ない中から選ぶ事しか出来なくなるんだ・・。」
こんな風に、子どもたちとのやり取りをしていると、たいていの子どもたちは、
「ちゃんといっぱいの中から好きな事見つけたい!」
と、答えを出してくれています。(^-^)
子どもだからとごまかすような答え方では、
「何故?どうして?」の疑問符の答えを得ることが出来ません。
「この人はちゃんと向き合ってくれている。」と、実感が持てれば、子どもは必ず耳を傾け聞き入れようとしています。
新緑の5月。
また、新しい企画を今考案中・・。
子どもたちと楽しみながら学びを深めていくために・・・。