発見すること
3月6日(木)
【啓蟄に 冷たい風に 春恋しい】
今日は、啓蟄。
あたたかくなって欲しいところですが、今日はまた寒さが身にしみますね。
分厚いコートとスプリングコートがまだどちらもその日に合わせて出番を待っています。
早くあたたかくなり、子どもたちも春の気配を感じながら教室に来て欲しいと願っています。
自転車で優しい風を受けながら、電車の車窓から春を見つけながら、子どもたちの感性はさらに深みを見せてきます。
中学年以降は、出来るだけ自分で教室に来て欲しいと願っています。
車で送ってきてもらっていては、本当にいろいろなものを見たり、感じたりする機会が激減します。
何気なく「行くよ!」と、声をかけてもらって送ってもらうことが当たり前になっていることがよくありますが、作文を書いたり、意見をまとめたりしていく上で、自分だけの時間にいろいろみつけておくことは必要不可欠だと思っています。
可能な範囲で、教室には自転車や徒歩、電車で来てもらえたらと思っています。
自転車で来る男の子は、教室に着くといつもここに来るまでの発見を事細かに話してくれます。
目をキラキラさせて・・・
教えることより発見することの方が、子どもたちの成長には大きな必要項目です。
今、高学年はガスの工事や道路の舗装工事がふえている時期だという事に気づき、自転車で安全に来られる道を模索していたりします。
自分で通ってきているからこそ、そんな事を考えるようになったのですよね。
実際に工事中の場所を通過し、気をつけないといけないところだと自分が感じたからこそ、考えるきっかけが出来たのです。
そんな些細なことだって、自分で動いていなければ気がつかないのではないでしょうか?
些細なことだと言いましたが、これが生きる力に繋がっていくと私は思っています。
「今日は雪がちらついて、また手がつめたくなっちゃった・・。」
今日もそう言いながら、自転車で来てくれた生徒がいとおしく感じる1日でした。