時間の使い方
10月9日(火)
中学生のテスト前になると、毎回時間の使い方について考えさせられます。
テスト範囲を見て、それぞれの計画表を計画している段階で、ある程度のテスト完成度の予測がついてしまいます。
クラブがテスト前で休みになったことを、しっかりと把握している子と、
この計画表なら、クラブがある時とどこがどう違うのか・・?と、疑問に思うものまで、
実に様々です。
【見当をつける・・。】
子供たちにとっては、今、まだこれが至難の業 。
計画は、当たり前ですが実行できることを前提として 作成するべきものですね。
まだ、中学1年生の中には、とりあえず振り分ける・・と言った作業が計画表を作成することとイコールになっている子も
見受けられます。
あげくの果てには、
「先生、これでいい?」と、自分の段取りにも関わらず、チエックを受けることで満足している様子・・・。
「本当にこれで、実行出来るの?」との問いかけには、「・・・。」
自分のテストだと気づくにはもう少し時間がかかりそうですが、失敗を繰り返しながら学んでほしいと思っています。
iPS細胞の研究で、ノーベル賞を受賞された山中教授も、
「何十年も失敗を繰り返し、つらい時期がありました・・。」と、コメントされていました。
失敗を繰り返すことは、誰しもありますが、その失敗を次に修正する力がなければ、何度失敗を繰り返しても、
意味のない繰り返しとなってしまう可能性がありますね。
少しずつでいいのですが、そこに気づきがなければ、
【失敗は成功のもと】には、ならないのではないでしょうか?
テスト返却後まもない時には、次回頑張ると、意気込みは語ってくれますが、
次回の頑張りは、どんな取り組みから、いつから始めるのかを、しっかり考えて欲しいものです。
真価が問われるのは、そこからだと思います。