子どもの興味関心を優先していますか
日差しは春めいてきましたが、風はまだ冬の名残が感じられますね。
今日は、子どもに与える影響について、少し・・。
型にはめた学習で、安心してはいませんか
みんなが同じように理解することを求めてきた学習形態が、大きく変わろうとしている変革期。
公式に当てはめて答えを出すドリル数を積み重ねてきた親世代が、自分の頃と同じ価値観で子どもたちに与え続けていると、型にはめる方法ばかりを気にする子どもたちが見え隠れ。
問われている答え(ゴール)にたどり着くためには、どのように考えて進んでいけばよいのかと思考を繰り返しながら、自分なりのプロセスを紡いでいく。
この作業は、これまで与えられ続けた子どもにとっては、大の苦手分野となってしまっています。
それぞれに違う答えでいいんだよ!
ただ、どのように考えてこの答えになったのかを教えて欲しい!
(いきなりそんなこと言われても・・・。)
思考力系の問題に触れると、決まった公式がないことに勉強方法すらわからない子どもたちが戸惑いを隠せません。
幼少期にパワー全開で遊びまわった子どもには、雑学の引き出しが数多く蓄積されています。
大人が見て、「そんなこと・・。」とあきれムードに感じる事柄が、その後の思考力に大いに役立つツールとなっていることに気づいていますか。
「○○を使って、こうして作ります」
こう言って、作り方を教えてもらうより
まずは、
「今日は○○を使って何か作ろうと思うんだけど、何に変身させることが出来そうかな」
と、声をかけられた方が、子どもの発想力は膨らむのではないでしょうか。
型にはめて出来ることが増えるより、自由に作ってみて、大人が予想もしなかった作品に出会えた時、
その作品を作るときに大変だったこととか工夫したところなどを、キラキラ目を輝かせながら説明してくれる子どもの表情は、本当に宝物です。
教えるより見守る方が難しい
自分が知っていることは、教えてしまうほうがずっと早く楽ではありますが、優先すべきは子どもが自分で発見するまでの過程を見守ること。
「実は先生も知らないのよね‥」
「先生も調べてみるから、わかったら教えてね」
こんな風にすぐに与えないかかわり方のプロになりたいと思っています。
子どもの伸びしろ、止めない大人に
ひとりひとり、興味関心のあることが違っています。
出来る限り、その子に寄り添って、今、興味のあることを素材のひとつとして提供しながら見守っていきたいですね。
もうすぐ小学生になる子どもたち。
ポケモンの名前で迷路をつくると、あっという間にカタカナが書けるようになっています。
大人がサポートすることがあるとすれば、何に興味があるかを探ること。
そして、知りたい・・と思う気持ちが膨らむ仕掛けを考えながら、一緒に楽しんじゃいましょう!