好奇心を育むポイント
休日の朝。
思考力検定を控え、今日も朝から子どもたちの明るい声が響きます。
原点は幼少期の好奇心
今日は、好奇心のお話。
子どもたちはそれぞれに興味、関心のあるものが違っています。
何に夢中で、どのようなものに今惹かれているか、子どもの視点で感じていますか。
かわいい子どものために、○○にも△△にも触れさせてあげたい・・。
親の気持ちを一心に受けて、子どもたちの活動範囲も広がりを見せています。
そんな中少し気になるのが、詰め込みすぎのスケジュール。
小学生のみならず、今では年中児あたりから外で遊ぶ光景よりも、習い事で1週間が埋まっている子どもたちもちらほら登場していて、聞いているだけで当事者でないにもかかわらず、ホッとため息をつきたくなる瞬間があります。
「何に向いているかを探しています」
「多くの中から、我が子にあったものを見つけてあげたい」
「周りの子どもをみていると、なんだか大きく出遅れている気がして・・。」
保護者の方からは様々な声が聞こえてきます。
気がついていますか。
我が子の性格や、興味関心を深めているものやじっくり観察しているもの・・。
周りにばかり気を取られ、情報に振り回されてはいませんか。
みんなと一緒!に、安心感を覚えていませんか。
子どもたちはそれぞれに発信の仕方は異なりますが、よく見ていれば今の時期に大切にしたいことを、ちゃんと伝えようとしています。
情報過多の世の中で、仕訳ができていますか。
今は、様々な情報がいとも簡単に入手できる時代です。
だからこそ、必要な情報と不要な情報を見極めることが最重要課題。
あれもこれもと、入ってくる情報にその都度反応していたら、知らず知らずのうちに本来見落としてはいけない子どもの様子を見失ってしまいます。
うちの家庭にとって、我が子にとって何を最優先させたいのか、少し立ち止まって整理する時間を作ってみて下さい。
幼少期にしかできない体験は、やはり幼少期に優先して経験してほしいと思います。
そして、何より自分の興味関心事に対して、優先してくれた親への信頼度はこの頃のかかわりによって、その後の親子の関係性に大きな影響を持つことになります。
この関係性は、残念ながら後付けが出来ません。
「親が自分を認めてくれた」
「自分の気持ちを理解してくれている」
これをかかわりの中で感じて育った子どもののちの成長伸び率を、30年続けてきた子どもとの時間の中で、痛感しています。
反抗期と呼ばれる時期も、原点はこの幼少期のかかわりのような気がしてなりません。
絶対的な信頼関係は、幼少期にすでに結ばれています。
与えることが親の役割?
自分が育ってきた環境から、これは自分が良いこと、これはいけないことと教わってきたことがベースになってはいませんか。
本当にそれが我が子に当てはまる公式なのかを、考えてみたことがありますか。
幼少期に子どもがだだをこねるというシーンはよくありますが、どうして今その状態になっているのか聞き取りは万全ですか。
じっくり子どものペースに合わせて子どもの声を聴いていますか。
どんなに小さくても、子どもなりの理由があります。
その部分に対して、寄り添っていますか。
自分の声を聞いてくれていると感じることが出来ている子は、それに対してしっかり説明をすることで、理解する能力が育まれています。
与えることばかりに気を取られていると、我が子の声を聞き取る時間を見失っているかもしれませんね。
子どもを通して学ぶのは大人
小さいころ、早く大人になりたいなあ・・。
大人は自分の思うように自由にできるもんね。
こんな風に感じた経験がある方も、いらっしゃると思います。
子どもの思いは、ある場面では実に純粋で、大人がドキッとすることもありますね。
子育てを通して、学ばせてもらっているのは大人の方。
だから、まだ何をわかっていないんだから・・と、すぐに自分の判断で教えたり、与えたりする前に純粋な子どもの言い分を、まずは聞いてみませんか。
案外、「なるほど!」と、納得できる場面もたくさんありますよ。
子どもの年齢と母親の年齢は同じです。
おギャーと生まれたその瞬間から、子育てママも初めて誕生したことを忘れないで!
まもなく、春爛漫のパステルカラーの風景が楽しめる季節です。
子どもと一緒に、ぜひ春を感じてみて下さいね。
では、また次回・・。