代役なしの大仕事
1月26日(火)
【お母さん 見逃さないで SOS】
子どもたちの様子を日々見ていると、些細な変化にも気づくようになってきます。
いつもなら、こんな風に答えないのに・・とか、友達とふざけているときのふとした仕草だったりとか、何かしらのサインが必ず出ています。
5、6年生になると、普段と変わらなく装うことも上手にはなってきますが、それでも、いつもと違う空気感は間違いなく漂っています。
学年が上がれば上がるほど、子どもたちの悩みも単純ではなくなってきます。
自我も芽生え始め、自分と違う意見を受け入れる事への抵抗があったり、違う考えを否定的にしか受け止められなくてイライラしたり・・。
これは、間違いなく成長過程であることを物語ってはいるのですが、時には太々しい態度として現れることもあります。
しかし・・。
この時期の対応には、少し気をつけてあげて欲しいと思います。
自分の意見が通らなかったりした日には、どこかで誰かにわかってもらいたい・・。
子どもたちはそんな思いをいっぱいに抱えて、ただただ同意してくれる人を求めています。
(うん。そうだよね。)
そう言ってもらうだけで十分なのです。
ところが・・。
自分の気持ちをコントロールできなくて、不機嫌な態度のまま帰宅。
(だれか、わかって・・。)
ひたすらそう言いたいだけなのですが、不機嫌な態度にまたお母さんから叱られたりすると、もう限界点に達してしまいます。
お母さんは世界中の誰よりも絶対的にダントツ1位で、自分を理解してくれると確信している唯一の人なのです。
そのお母さんからのとどめの一撃は、もうノックアウトするしか手立てがなくなってしまいます。
不機嫌だったり、反対にやたらとしゃべりすぎて、いつもと様子が違ったり・・。
何かしら、必ずSOSを表現しています。
高学年といえども、まだ小学生です。
感情コントロールは難しくて当たり前。
お母さんだけは、どんな時でも、絶対味方。
わかって欲しいとなんとか伝えようと子どもたちは自分なりに考えた最善策で、発信してます。
お母さん冥利に尽きますね。
この役には、代役はありません。
仕事はどんなに忙しくても、誰かが変わりを務められますが、子どもの心を受け止める仕事は、世界中を探しまわっても、決して見つけることができまないことを忘れずに、子育てを楽しみたいですね。
お母さん業は、誇りをもって取り組む価値ある任務です。