フリータイムでの発見
9月18日(水)
【低学年 遊びの中から 学習意欲】
日本の中で、ここ阪神間は実に教育熱心なエリアのひとつです。
よくメディアなどでも子どもの習い事の特集が取り上げられ、情報は溢れんばかりです。
教室に来てくれている子どもたちも、習い事が複数あり、毎日忙しく過ごしています。
「我が子には、○○が向いているかも。」
「○○をしている時は、楽しそう。」
お母様たちも、我が子が幼稚園に入ると、俄然忙しくなってきます。
お絵かき・スイミング・野球・サッカー・バレエ・そろばん・お習字・・・。
まだまだ数限りなく、習い事のジャンルは幅広く・・。
最近の子どもたちは、体力がなければなかなか厳しい状況の様子。
私も、2人の子育てを経験してきました。
幼稚園の頃、習い事を決める際には、私自身の中で守りたいことが2つありました。
1つめは、自宅で出来ないこと。
2つめは、習っている時間で終わること。
この理由から幼稚園の頃は、プールとテニスに通っていました。
習い終わってから家に帰って練習したりしなければならないものは、小学校に上がってから・・そう決めていました。
とにかく幼少の頃は、スポーツを通して心身を鍛えることと、きちんと挨拶が出来たり、マナーを守るということを集団の中で感じてくれれば十分でした。
今は、本当に習い事にも多くの選択肢がある時代です。
少し前なら学校が終わって一目散に公園に集合し、みんなでかくれんぼや探検ごっこをしていましたが、今ではそれもキャンプ体験に申し込んだりして味わっていることもあります。
身につけて欲しいと思うことは数多くあるかも知れませんが、頑張る力を養うためには低学年での習い事が多すぎると土台作りはしっかりしたものではなくなってしまうかも知れません。
自由時間に遊びの中で自分で感じた事柄は、のちのち宝物となり、輝いてくることを忘れないでいて欲しいです。
ゆとりがなければじっくり考えることなど出来ません。
自分に置き換えてみれば、答えが出せる場合も多いので、フリーの日も必ず作ってあげて欲しいと思います。