愛情表現
6月5日(水)
【お母さん 可愛い我が子を どうしたい?】
子供って本当に可愛いですよね。
特にお母さんにとっては、この世にオギャーと生まれ出てくる前から、自分の身体の中で鼓動を感じながら、一緒に過ごしてきたのですから、可愛くないはずがありません。
しかし、その可愛くいとおしい我が子をどうサポートしてやれば良いのか・・。
これをきちんと考えて行動できているでしょうか?
いったい私達大人は将来我が子がどうなることを望んでいるのでしょうか・・・。
今朝もNHKで、就活生とお母さんの関わりについて取り上げていました。
「うちの子はまだ小さくて、就活生なんて言われてもまだまだ先の話・・。」
なんて、思ったそこのお母さん。
実は幼い頃の子供に対する接し方によって、成長するまでの育ちは大きく異なっていることを御存じですか?
その特集では、就活で壁にぶち当たっている我が子の姿を目の当たりにして、
「幼い頃から、頑張って頑張ってと言い続けてきた自分の子育てが本当に良かったのかと葛藤の毎日です。」とのお母さんの言葉がとても印象に残りました。
きっと、一生懸命子育てされてきたお母さんだと思います。
もっと自分で考えてその場に応じた対応を本人にさせてくるべきだった・・と、後悔している様子もうかがえました。
ここから、今私達が考えなければならない事は何だと思いますか?
この間も、幼稚園クラスで絵本を読んでいると、
「先生、びわや桃って種なんてないよね?」
「この本に、びわの種と桃の種が出てくるよ。変だよね…?」
と、本当に不思議そうに目をクリクリさせて、ひとりの子が近寄ってきました。
お母さんは、びわや桃を食べやすいように種を取り除き、食卓へ並べていらっしゃるのでしょう・・。
子供が食べやすいようにと考えて、用意されているのだと思います。
その状態が当たり前だと思っていた子供は、種があったなんて・・と、不思議で仕方がないのです。
何気ないことかも知れませんが、食べやすさを追求したために、種があることをこの段階では知らずにいるのです。
すると、そばにいた3人兄弟の3番目の幼稚園児の男の子が、
「先生、うちで桃を食べる時は、誰が種付きを食べるかでいつもバトルになるよ。だって、種付きは食べにくいからって、お母さんが食べれる部分を多めに残してくれるんだよ。」
「桃の種って、もう少し小さかったらもっと食べるところいっぱいになるのになあ。」
そういって、笑いながら、話してくれました
どちらも、お母さんの愛情がたっぷり入っている事には間違いはないのですが、後者には、いろいろ学ぶ機会が含まれているとは思いませんか?
子供が困らないように・・ではなく、たとえ失敗するだろうな・・と予想がついたとしても考える機会を提供できるお母さんはやっぱりステキだと思います。
長女は今大学4回生で、まさしく去年の末から就活でした。
今の社会が何を学生に求めているのか、自分のことをどう表現してアピールするのか・・。
私もエントリーシートを作成する娘の姿を覗きみしながら、また新たな学習をし、学ぶことが出来ました。
私自身、子育て失敗談が山のようにあります。
就活を終え、次のステップへと進む娘を見ながら、今までの子育てを振り返り懐かしく思う今日この頃です。
就活については、まだこれから先に息子が待ち構えています・・。
私も負けじとスキルアップしたいと思っています。
子供たちそれぞれが大きくなって自分で切り開いていける力を様々な経験を通して身につけて欲しいと思っています