嬉しい成長
3月26日(火)
【学習に イメージ力を 発揮して】
朝から教室がにぎやかです。
春期講習でみんな頑張っています。
自分の目的意識をしっかり持った上で教室にやってきている子は、入り方が違います。
与えられた課題ではなく、自分にとって必要な課題に向かい真面目に取り組んでいます。
精神的に成長していなければ、中学入試は難しい・・と、感じています。
性格も含めて、中学入試より高校入試の方がその子の能力をさらに生かしてステップアップしていけるのではと感じる場面も数多くあります。
その子がべストの状態で向かっていく・・。
ひとりひとりと向き合って、多方面から見つめることで、べストのアドバイスをしながらサポートする・・。
それが私の仕事だと思います。
子供たちが難問にぶつかった時。
【こんな感じかな・・。)と、イメージ出来る力はとても大切です。
解いていく糸口を自分で見つけることが出来るかどうかは、どんな教科にも必要な力です。
低学年の頃。
絵を描くのが本当に苦手で、絵本の続きを考えて絵に描こう・・というと、いつも困り果てていた男の子がいました。
1+1=2のように、答えがしっかり決まっているものは強いのですが、自分でイメージしてとなると、答えがわからなくて不安で仕方がないといった感じでした。
ですので、とにかくすぐに「これであってる?」と、確認に来ます。
正解を出したくて、少し描くとやっぱり不安で確認にやってきます。
「正解はひとつじゃないから大丈夫だよ。」
そう伝えると、
「答えが決まってる物の方がいい。」
そういって、すぐに私のところへ駆け寄ってきていました。
しかし、
「大丈夫。自分で思ったように描いてごらん。」
「いろんな絵があっていいんだよ。」
そう言い続けてとにかく褒めて褒めて自信を持ってもらいながら続けてきました。
この4月から6年生になるこの男の子は、今ではイメージ力も文章力も持ち合わせ、着実に本当の意味で力がつきました。
あんなに苦手だった国語の文章力は、本当にめざましい成果をあげました
イメージするためには、ゆったりと考える時間が必要です。
いそいでいそいで物事にあたっていると、イメージ力は即席のイメージ力しかつかないかも知れませんね。
大切にしなければならないものは何ですか?
一緒に考えていきましょう・・。