点数重視?
3月2日(土)
【点数で わかっていると 勘違い】
また冷たい風で、今日はきりりと朝から身がひきしまりましたね。
今日は点数についてお話ししたいと思います。
「算数何点やった?」
「90点よかったわ・・。これならお母さんも怒らへんわ・・。」
「いいな。79点。これ微妙な点かも・・。」
テスト返却後はよくこんな会話が飛び交っています
確かに良い点数が良いに決まっているとは思いますが、単純な計算や簡単な文章問題が良い点数だったから理解しているとは言えないですよね。
いつも子供たちには習った基礎の学習をどう生かして実際に使っていけるかが大切だと伝えています。
問題の意味をしっかりと理解しているかの見極めをしなければなりません。
学習は様々な教科をバランスよく取り入れながら、いかに実践力へと結びつけていけるかが重要ですね。
もちろん教科の単元ごとの理解は不可欠ですが、それをどんな場面でどう生かしていくのかが問われていると思います。
学校での確認テストは単元ごとの理解度チエックではありますが、残念ながら自分でその基礎を応用していける力がついているかを判断できるわけではありません。
ですので、(点数=実力)とは言い難いのです。
事実、確認テストではいつも高得点の子が、応用問題やその問題の意味を言葉で問われるような問題になると全く解けなくなってしまうことがよくあります。
点数だけでの確認は非常に危険がいっぱいだと理解しておく必要があるといっても過言ではありません。
子供の本当の力を見抜くためには、あらゆる角度から問題を出題しなくてはならないのです。
教室ではこの部分をとても大切にしています。
(点数=実力)
残念ながら、この公式は成り立たないことを心の片隅にとめておいてほしいと思います