見直す時間
2月15日(金)
【将来は いったい何に するつもり?】
この阪神間は本当に教育熱心なご家庭が多いところです。
子供たちに、いろいろ経験させて好きなもの、得意なものをみつけてやりたい・・・。
そんなお母様方の熱い気持ちがひしひしと伝わってきます。
たしかに幼い頃は、まだ何が我が子に向いているのかといろいろな習い事をしながら様子を見ていると思います。
しかし・・・。
何年か過ぎ、ふと気がつくと子供の習い事はいつの間にか、毎日のようにどこかへ出かけなくてはならないぐらいに膨れ上がっていることも・・。
どれも楽しそうにしているから・・。
そう思われているかも知れませんが、子供はいつも時間に追いかけられているように感じることも少なくありません。
「学校がなかったら、もっとゆっくり出来るのに・・・。」
以前教室に通ってきていた男の子が、こんな風にポツリとつぶやいた事があります。
話を聞くと、習い事が毎日あり、多い日は習い事が2つ重なっているとのこと。
学校から帰宅後すぐに毎日習い事が追いかけてくると言うのです。
ショックでした。
本来学ぶべき土台となっている学校生活が、たくさんの習い事を含めての、省いていい第一候補だとの発想を持たねばならないほど、疲れているのかと 。
一生懸命なあまり、方向はどんどん違う方へと進んでいるようでした。
お母さんも自分でストップをかけることが出来なくなっていたのです。
「どこまで走り続けますか?」
子供の体はひとつしかありません。
立ちどまって見つめ直す時間は、ぜひお取り下さいね。
子供が精神的に参ってしまわないうちに・・・・・。