本当の学び
1月24日(木)
【聞いてみて 人の意見が 大ヒント】
毎日教室では、いかにじっくり考えなければ答えを出すことができないテーマを提供できるか・・と、頭を悩ませます。
子供たちは、「よーいドン」と始まる計算だったりは大好きです。
特に男の子は「よーい・・・」と、言っただけでモード切り替えが容易である特徴を持ち合わせている様子。
競争バージョンに強い子供はたくさんいますが、ひとつのテーマを多方面から考えるとなると、とたんに
「めんどくさそう・・」と、最初は躊躇します。
しかし、いつもやり始めると子供たちの表情が激変・・・。
いつもは、自分中心の子も、人の意見に耳を傾け、「自分ならこうする・・・。」というように考え出します。
目力がアップし、キラキラと輝く子供の純粋な表情に出会える瞬間です。
そうして人の意見に触れることで、自分の考えに広がりを持てるようになっています。
自分が自分がといっている間は、伸び率には限りがあります。
本当の学びは、聞けるようになった自分が生まれてからが、始めの第一歩だと思っています。
解き方だけを習得するような学習方法から、一度離れてみませんか?
きっとそれが出来た時、あっという間にジャンプアップした手ごたえを感じることが出来ると思います。
自分が絶対にこれが正しいと思っていたことも、違う角度から見つめ直してみると、全く眞逆の答えに出会うこともあり、またさらに考えを深めていく・・。
これが出来る小学生、中学生が増えてくれば、世界で活躍する人材となり、明るい日本が見えてくる気がしてきて、ワクワクするのは私だけでしょうか?
大人はもっと考えさせることが出来るテーマのヒントを子供たちに提供すべきです。
それを考えていく中で、算数の計算が必要だと子供が感じたら、その時初めて自分から自発的に学ぶはずです。
教えられることに慣れてしまうことほど、こわいことはありません。
本当の力をつけていきたいですね。
社会に出てから自分が楽しみながら社会貢献できる仕事に出会えるように・・・。