言葉の持つ意味
1月19日(土)
【何気ない 言葉ひとつが 大違い】
私達はいつも色々な人と話しながら生活しています。
言葉を交わしながら、それぞれの思いをくみ取り、出来るだけ最良の関係を築こうと思っています。
しかし、時々言葉は使い方によっては武器となり、人の心に大きな傷を突き刺してしまうことがあります。
全く同じことを伝えたい時でも、言葉一つで伝わり方が違ってしまいます。
例えば帰りが遅くなって心配していたお母さん。
「今何時だと思ってる?5時に帰る約束だったよね?」と聞くのと、
「何かあったのかと心配しちゃった・・。顔見たら一安心できたよ。時間ばかり気になっちゃった・・。」と、声をかけるのでは大違い・・。
「時間を守って早くかえって来てね。」という思いは、どちらの言葉かけの方がより深く伝わるでしょうか?
(心配かけちゃったんだ・・。)と、時間が遅くなってしまったことを振り返って感じることが出来るのは、後者ではないでしょうか?
最近はお母さんがお仕事をされていることも、そうめずらしいことではありません。
忙しいあまり、自分でも気づいていないうちに子供への言葉かけが感情的になっている場合があるように思います。
教室で子供たちと話していると、頻繁に
「先生、お母さんってどうしていつも怒り口調なのかな?」
「まだ、何も話してないのに、あのさあ・・って言っただけで、何?って聞き返す時にもう怒ってるよ・・。」
「何かいつも怒られている気がするんだよね・・。」
いそいで帰って夕食の用意。
お母さんは時間に追われています。
そんな時間の何気ないひとこと・・。
絶対的存在のお母さんから、ミサイル銃攻撃でも受けた気がして、気落ちしてしまう日もあるのかも知れません。
とはいえ、お母さんだって人間なのです。
いつも、ニコニコゆとりを持って接することが出来る日ばかりではありませんよね。
いそいで家の用事にとりかかる前に
「ちょっと、お茶でもしますか?」なんて言葉で、ほんの5分間でもぜひ時間を取ってみてください。
子供が感じる【怒り口調】は激減すること間違いなしだと思います。
僅か5分の時間が救世主になれば、いいですね