共に育つ子育て
12月25日(火)
風が本当に冷たくなりましたね。
今日はクリスマス・・。
プレゼントが無事に届いた人は、大切に使ってくださいね。
今日は【共に育つ子育て】について、お話ししようと思います。
子育て期間は本当に毎日があっという間に過ぎていきます。
お母さんにとっては、歩き始めた我が子との時間は、生まれてからこのかたこれほど自分の思い通りにならない事を連続で行ったことはないのでは・・?という時間になります。
自分の段取りで物事が進まないいらだちを感じながら、日々、ふりまわされつつも目を離すことが出来ません。
私も「寝顔が一番かわいい・・。」と言っていた母の言葉を子育て1年生の頃、ひしひしと感じたものでした。
自分が思うように時間を使えなくなって、初めて親の気持ちがわかるようになりました。
こうして人は大人になっても学んでいくのだと思いますが・・・。
自分が自由きままに自分の都合優先で時間を使っていた日から、おかあさんになったことを境目に子供優先にできるかどうかが問われることになります。
当初は、ここまでにお昼ねをさせてその間に○○を済ませてしまって・・などと、自分の都合に合わせて計画を立てます。
しかし、こどもが歩きだし目が離せなくなるとそう上手くはいかなくなります。
寝て欲しい時に寝てはくれず、もう少し起きていて後でたっぷり寝て欲しい・・と、念じてもなかなか希望が叶わなくなります。
自分がいかに自由きままに自分のことだけに時間を使っていたのかを思い知らされることになります。
ちいさな話もまだ出来ないこどもには、お母さんがじっくりとこどものリズムにあわせてあげるしかありません。
この頃の我が子に対しては、お母さんも可愛さ優先で、子育てが優先順位の1番となるのでしょう。
しかし、ある程度大きくなり、幼稚園に進む頃になると・・。
また、お母さんは知らぬ間に自分の段取りの中に、こどもとの時間を組み入れてしまうことがあります。
もちろん、すべてにおいて子供優先に・・と、言っているのではありません。
しかし・・・。
お母さんの都合が結構優先されることが多くなってくるように感じます。
お母さんの意志=実行する項目
と、なっているケースが気にかかるところです。
兄弟が何人かいて、同じように育てても子供の性格は全然違います。
それは、その子その子が個性を持ち合わせているからですね。
賢いお母さんは、お母さんの意志や子供に対する自分の希望を実行にうつすというよりは、それぞれの子供を1人の個人としして尊重しながら、一緒に楽しみながら過ごす時間を上手に作っておられます。
そして、結果としてお母さん側にも子供側にも心穏やかな時間が流れています。
「はやくしなさい・・。」
毎日1度は口にしているお母さんが多いのではないでしょうか?
でも、はやくしないと間に合わないので・・。
これは、子供側だけに問題があるのではなく、お母さんの段取りがスムーズにいかなくなる・・という意味合いも含んでいるのではないでしょうか?
下の子は上と比べてなんでもはやくて・・。
上はどうしてああなのでしょう、先生・・。
よくよく質問されますが、お母さんにはやくしなさい・・と、言われ続けているお兄ちゃんやお姉ちゃんをみて学習済みの下の子がはやく行動できるのは、当たり前なのかもしれません・・。
お母さんが成長することで、子供も成長している気がします。
人はいつも学べる機会を与えられているのかも知れませんね。
一緒に頑張っていきたいですね